Pastime Paradise

　もし、ジョージ・ハリスン（George Harrison）が生きていれば、今日は66回目の誕生パーティーを開いたことだろう　とはいえ、確かに出生届は25日で、ジョージ本人も25日に誕生日を祝っていたが、本当は24日の午後11時42分生まれであるらしい。まぁどちらにしろ、おめでとう♪

　そんなジョージが35歳の時、モンティ・パイソン（MONTY PYTHON）のマイケル・ペリン（Michael Palin）から彼等の映画の資金援助を持ちかけられ、弁護士のデニス・オブライエン（Denis O'Brien）との共同出資で設立した映画制作会社がハンドメイド・フィルムズ（HANDMADE FILMS）だ。

　「バンデットＱ（TIME BANDITS）」は、そんなハンドメイド・フィルムズの第4弾として、81年に公開された。ジョージが製作総指揮と主題歌を手掛け、モンティ・パイソンのテリー・ギリアム（Terry Gilliam）が監督をつとめたこのＳＦファンタジー映画は、当時そこそこヒットした。日本では、なぜか角川初のアニメ映画「幻魔大戦」の同時上映だった（っていうのは田舎だけだったようで）。
　「オライナエ～ オライナエ～♪」というフレーズがやけに耳に残るジョージの主題歌“オ・ラ・イ・ナ・エ（Dream Away）”も懐かしい（＾＾）

　英国のとある住宅地で平凡な両親と暮らしていた11歳の少年・ケヴィンの寝室に、ある日突然、馬に乗った騎士が現れ、壁を通り抜けて消えてしまった。両親にこの不思議な出来事を話すも、全く信じてもらえない。翌日、ケヴィンが懐中電灯とポラロイドカメラを持って待ち構えていると、今度は６人の小人達が現れた。彼等は創造主に仕えているが、ある日とうとう仕事に嫌気が差し、時空間を好き勝手に移動できるタイムホールが記された地図を奪って、様々な世界で略奪を働こうとしていたのだ。そのとき、地図を盗まれたことに怒り狂った創造主の巨大な顔が迫り、ケヴィンは訳もわからず小人達と逃げ出す羽目に―という冒険物語。勿論、そこはブラックなユーモアもたっぷり
　主演は一応、ショーン・コネリー（Sean Connery）。

　ハンドメイド・フィルムズ作品では、他にマドンナ（Madonnna）とショーン・ペン（Sean Penn）元夫婦の「上海サプライズ（SHANGHAI SURPRISE）」なんていうのもあった。
　そういえば、先日のアカデミー賞でショーンが２度目の主演男優賞を受賞してたっけ。出来ればミッキー・ローク（Mickey Rourke）に受賞してほしかったけど…。日本では「おくりびと」のことしか話題にならなくて残念。

　　本日のひまつぶし

　・♪オライナエ～　オライナエ～　“Dream Away”→こちら　ジョージの温かい歌声が
　・「TIME BANDITS」Trailer →こちら