カテゴリ:テレビ・ラジオ番組
またしても何度目かの面接を受けた。何十人もの応募があったようで、すっかり意気消沈。パートにしろ契約社員にしろ、フルタイムで働くからには健康保険や厚生年金等を掛けてくれるところで働きたいと思うのは皆同じ。飛び抜けた技術も何も持たず、半端な職歴しかない不惑手前のおばちゃんなど塵に等しい。
打ちひしがれているところへ、警察からやんちゃな次男の件で呼び出し。青春を謳歌するのはいいが、あまり無茶をすると後々自分に降り掛かることにそろそろ気付いてほしいものだ。映画やドラマのようには上手くいかないよ ふぅ。あれこれ疲れた一日だった。何か心休まるものが見たい…。 中学生くらいの頃、水谷豊さん主演の「あんちゃん」というまったりしたドラマが好きだった。 宇佐木(うさぎ)町という寂れた温泉街が舞台で、水谷さん演じる女子プロレスのマネージャーだった田野中一徹は、父親の死を機に郷里・宇佐木町にある実家の寺を継ぐことに…。 物語はそんな一徹を中心に、妹の徳子(伊藤蘭ちゃん)や弟の文太(西山浩司くん)、一徹の幼馴染の音次(今は亡き三浦洋一さん)や一郎(岡本富士太さん)、米夫(河西健司さん)らの日常に起こる単純で複雑な人間模様を通して一徹が一人前の住職になっていくという、ほのぼのドラマだった。水谷さんと蘭ちゃんは、このドラマの共演で仲良くなったんじゃなかったっけ? ♪ぴょぴょんがぴょん ぴょぴょんがぴょん 劇中流れていた「宇佐木温泉音頭」は作詞・松本隆さん、作曲・大滝詠一さんという、なぜか無駄に豪華なコンビだった。歌っていたのは角川博さんだったけど(^^ゞ 登場人物がみんな純朴で温かく、「~さぁ」という方言も耳に優しくて、本当にこのドラマは良かったなあ。こういう家族みんなでのんびり楽しめる良質のドラマって、一体いつから無くなっちゃったんだろう?我家のおバカ息子も、近頃の若手俳優出演のヤンキー映画とかじゃなく、こういうドラマでも呑気に見ていれば素直な好青年に育っていたかも!? 本日の一冊 天府 冥府 (財部鳥子) 講談社 33年に新潟で生まれ、13歳までを旧・満州で過ごした著者の過酷で壮絶な少女時代を淡々と綴った戦争体験記。街中の到る所に死体が転がる中で生き抜いた彼女の、死に対する冷然さが印象的だった。 上顎癌で亡くなった彼女の母親の描写に、昨年末に同じ病気で父を亡くしたので共感した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.28 04:39:21
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