カテゴリ:Starsky & Hutch
たとえ需要が無くとも「夏だぜ!スタハチまつり」は続行中~♪
前回の「地獄のトリップからの脱出(THE FIX)」はハッチがヤクに苦しんだ話だったが、今回ご紹介するのはスタさんが残り24時間の命と宣告されてしまう第21話「24時間の命つきるとも(A COFFIN FOR STARSKY)」。 はっきり言って、友情の域は完全に越えてます 当時からスタハチはゲイ疑惑が囁かれていたそうだが、こんなの見ちゃったらそりゃもう否定出来ないっしょ!!(^^ゞ 午前4時― ストッキングを頭に被った男がスタさんの自宅に忍び込み、眠っていたスタさんに注射を打ちながら告げた。 「お前はあと24時間の命だ」。奇妙な笑い声を残して男が去った後、体の自由を奪われ、朦朧とする意識のスタさんはやっとの思いで受話器を取ってダイヤルを回した。 「…ハッチ…助けてくれ…」 電話の向こうの徒ならぬ様子を察したハッチは救急車を要請、ハッチに付き添われながらスタさんはすぐさま救急治療室へと向かった。診察した医師はハッチを呼び、スタさんは助からないと告げる。いきなりのことに驚くハッチだったが、スタさんが医師へハッチにこの事実を告げるよう話してくれ、と頼んだと聞かされる。そして残り24時間の命だとも― ハッチがスタさんに犯人の特徴を尋ねるも、分かっているのは嫌な笑い方をする男で知ってるヤツということだけだった。 医師によると、血液検査で有毒な合成物が出たが特定は非常に難しく、正確な成分が判明しなければ解毒剤も作れないとのこと。とにかく検査を受ければ手掛かりが掴めると言う医師に対し、手掛かりを探すのは警察の仕事だと言い張るスタさん。 「お前はここにいろ」とハッチも諭したが 「イヤな笑い方のヤツを見つけりゃ毒物が分かる。俺が動ける間に…」 スタさんの意志を汲み、結局ハッチも犯人探しに同意した。それでもなお止める医師に 「今夜10時までに成果がなければ戻ってくる」 と言い残し、スタさんとハッチは病院を後にした。 スタハチとドビー主任は、過去5年間に二人が扱った膨大な事件の資料に目を通していた。本署の女医(警察医?監察医?)・シェリルに呼ばれたハッチは、やはり毒物の特定が困難だと告げられる。シェリル曰く、スタさんは今後発汗がひどくなり幻覚が起き、呼吸困難から昏睡状態に至るという。化学界の権威である彼女の父親、ジェニングス教授の力を借りるようハッチが頼むと、彼は誰にも会おうとせず、電話しても出ないとのこと。それでも今夜家に行ってみる…とシェリル。 ドビー主任は犯人を3人に絞った。 1.ヴィック・ベラミー(薬物所持で1年前に逮捕。ポン引き、強盗殺人容疑。スタさんを恨んでた) 2.ジャノス・マルティニ(SMポルノ映画を撮っていたゲス野郎。恋人を半殺しにして逮捕) 3.アル・ウェデル(マリファナ所持で逮捕。卸商で毒物に詳しい。復讐してやると言ってた) 二人はまずベラミーを当たってみたが彼は車椅子に乗っており、彼の女房が言うには1ヶ月前に骨折したらしく、右足をギプスでがっちり固定されていた。ベラミーの部屋を出て、アパートの階段でよろめくスタさんをハッチが支える。スタさんの顔は汗で濡れていた。 ハチ「運転、代わろうか?」 スタ「死にたいのか?…弱気じゃ困る」 ハチ「言うだろ、残される方が辛いって」 スタ「死ぬ身にもなれよ」 ドビーからの無線連絡に、ついカッとして怒鳴るハッチをスタさんがなだめる。いつもの逆だ… 次に売春婦・アリスからジャノスは相変わらずポルノ映画を撮影中と聞き、撮影所へ向かう。用心棒を軽々とやっつけ現場へ乗り込もうとして倒れこむスタさんを、ハッチが介抱する。ハッチはスタさんを支え、二人はジャノスの元へ。明け方はここにいたと言うジャノスに、二人は笑うよう強制する。ジャノスの笑い方は犯人のものとは違っていた。 残り12時間―。“半分しかない”は“半分もある”だ、と自らを励ましつつも 「苦しいよ…。ヤバいぜ…」と弱音を吐くスタさん。 「負けるなよ。俺が付いてる」と、ハッチはスタさんを強く抱き締めるのであった 残り7時間。署に戻り、シェリルに痛み止めの注射を受ける。「怖いよ」と弱気のスタさんを、ハッチは励まし続けていた。残すはウェデルのみとなったが、ドビー主任が沈痛な面持ちで言うには、ウェデルは既に4日前に発作で死んでいるとのこと。その報告に二人は愕然とする。 と、そこへ薬局のおばさんが、日中警察に訪ねられた際に留守をしていたので…と写真を見に来た。ハッチの心中はそれどころではなかったが、とりあえず犯人候補の写真を渡す。その間にスタさんは形見の話をし始め、二人は無言で手を差し出し握り合う 話し掛けてきたおばさんに、「頼むよ、後にしてくれ…」と言うハッチだったが、おばさんは一人の男の写真を差出し、この男がギプスを作る材料を買いに来たと言う。ベラミーだった! 二人は再度ベラミーの家へ向かった。フラフラのスタさんとハッチがベラミーの部屋に着くと、彼は銃を持って一足先に屋上に逃げていた。スタさんを部屋に残し、ハッチはベラミーを追った。 とはいえ、ここでベラミーを撃てば毒物のことを聞き出せなくなるのでハッチは手出しが出来ず、窮地に立たされる。そこへハッチを心配してようよう後を追ってきたスタさんが、最後の気力を振り絞ってベラミーを撃ち殺してしまう。呆然とするハッチ。 ハチ「バカだな、どうして撃ったんだ…唯一の望みを」 スタ「相棒を救うためさ」 倒れ込むスタさん。 病院に戻ったスタさんの命は残り2時間を切り、処置室から集中治療室へと移ることになった。 「じゃあな、また後で」ハッチはスタさんに顔を寄せ、優しく声を掛ける。意識が朦朧としながらも、スタさんはその言葉に微かに微笑んだ。 スタさんが運ばれた後、「時間切れか…あと2時間」と呟くドビー主任に対し、 「まだですよ。あと2分だって諦めない!」と自分に言い聞かせるようにハッチが強く答える。何かを見落としている…。カリカリしてドビーに食って掛かりながら、ハッチはあることにハッと気付く。ベラミーは合成物を作れるような知能犯じゃない!黒幕がいる! ハッチは慌ててベラミーの家へ行き、泣きじゃくる女房を無視して部屋中を乱雑に漁りまくった。そして彼女を問い詰めると、黒幕の名は知らないが大学の関係者だと言う。ある人物に思い当たったハッチはトリノに乗り込むとエラく乱暴な運転で大学の教職員用住宅へと向かった。 その頃、シェリルは父親の家を訪問していた。午前2時半のいきなりの訪問に驚きながらも、ジェニングス教授は彼女を家に入れた。 教授は息子・ジェリーの死に未だショックが癒えずにいた。ジェリーは麻薬を売っており、弟のためを思ってシェリルが通報したのを、そのためにジェリーが死んだと思い込み、彼女を避けているのだった。そこへいきなりハッチがやって来る。 ベラミーはジェリーの麻薬仲間で、教授は出所したベラミーと連絡を取っていた。麻薬中毒だったジェリーをハッチがなだめて帰宅させようとしたが、ジェリーがハッチの銃を奪おうとした際に銃が暴発して死んだのを、教授はスタハチが殺したと思い、今なお恨んでいたのだ。 2時50分―。教授はハッチにも毒物を注射しようと注射器を取り出すが、彼がハッチらの懸命の説得に怯んだ一瞬の隙にハッチは教授の手から注射器を取り上げ、再び病院へと急いだ。ハッチの持ち帰った合成物の成分を確認した医師から、これでスタさんは助かると聞き、ホッと胸を撫で下ろすハッチだった。 後日…。スタさんはステッキ片手にゴキゲンな足取りで部署に向かうが、部屋に入るや急に病人面に。心配したドビー主任とハッチは、帰宅して2週間程ゆっくり休むよう勧める。水が飲みたいと言うスタさんに、ハッチはいそいそと水を汲みに席を立つ。 そこへ電話が鳴り、ドビー主任が電話に出てみると 「スタさんに伝えてよ、予約取れたって。2週間のカリブ海ツアー」ハギーからだ。 ドビー主任はハッチにも電話を取るよう指示する。言われたとおりにハッチが電話を取ると、聴こえてきたのはスタさんのカリブ海ツアーの内容を説明するハギーの声だった。 こうしてスタさんの仮病はすっかりバレ、ハッチに頭から水を掛けられる羽目に… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.28 02:29:52
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