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2011.05.27
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カテゴリ:アニメ・漫画
 3,000年前の中国を舞台に歴史上の人物やら仙人、妖怪やらが戦いを繰り広げる、中国の古典小説「封神演義」。明代に成立したこの神怪小説は、時代考証無視の二流文学と言われ評価は今ひとつながら面白さは格別で、中国人なら誰もが知っている話である。
 この話を日本で広めたのは、89年に出版された安能 務さんの「封神演義」(講談社文庫)であるが、安能版は登場人物の名前の読みが幾つか違っていたり、原典の話を少し変えていたりする。

 そして、この安能版を基にしつつも大胆な独自解釈を加えて漫画化して大ヒットしたのが、96年~00年に週刊少年ジャンプに連載されていた、藤崎 竜さんの「封神演義」だった。
 元々は神仙と人間の世界を再構築するため新たに神界を作り、商周革命に関わった者達をその神界の神に封じる話なのだが、藤崎さんの漫画版では本来の目的であるはずの封神に関してはなぜかスルーされていた…。藤崎さん曰く、漫画は「メタ(二次的)封神演義」とのこと。

 そして「漫画を『メタ封神演義』とするなら、アニメは『メタメタ封神演義』である」と藤崎さんが単行本巻末で言っていたように、99年にアニメ化された「仙界伝 封神演義」では原作である藤崎さんの漫画版が更に大幅に脚色されており、そのあまりの原作クラッシャーぶりには当時、毎週録画しながら見ていたものの、開いた口が塞がらなかった。
 本来の古典小説を100とするなら、安能版が80、藤崎さんの漫画版で50、更にアニメに至って20ぐらいの内容になってしまった。もうはっきり言って何が何だか…ショック
 漫画ではさほど出番は多くなかったものの、その後どっぷりハマってしまった同人誌で好きになった清虚道徳真君hart2_pink.gif の弟子である黄天化の、見ているこちらが恥ずかしくなってしまった弾き語りシーンが未だ脳裏にこびりついて離れない。
 ♪さよならは言わずに行く~ 少年時代の終わり~ (ちなみに曲のタイトルは「風の旅人」)
ぐへーッ!天化やめてぇぇ~ッ!! Σ(|||▽||| ) 
 このアニメの破壊度の高さったら半端ではなく、今なお黒歴史として語り継がれているほど。
放送から既に10年以上も経ってしまったが、もう一度ちゃんとした封神をアニメ化してもらえないかしらん…。

 アニメはさておき、「封神演義」の小説と漫画が大好きで、ついには道教の世界にまで夢中になってしまった私が数年前に心血を注いで作り上げた封神&道教のサイト(世間的には一切需要なし。ただの自己満足)が、昨年10月をもってサーバーの都合により跡形もなく消滅していたことを、今回PCを買換えたのを機に久々に覗いてみて初めて知った。嘘ォ、めっちゃ苦労したのに…ショック
 すぐにでもまた一から作り直したいのだが、残念ながら今は時間の余裕がないので、老後のお楽しみにとっておくしかない。また道教本を読み漁らんとイカンわ。
 嗚呼、それにしても…やっぱ永遠なんてどこにもないのね涙ぽろり

 テレビ 本日のひまつぶし

 ・封神アニメは黒歴史だが、主題歌だけはかなり評価が高かった。
米倉千尋さんの“WILL”、Full ver.でどうぞ→こちら
 ・天化が劇中、唐突に歌う「風の旅人」の各国版→こちら 必聴!なんじゃこりゃ(^^;





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Last updated  2011.05.28 00:04:57
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