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2013.04.26
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カテゴリ:書籍・雑誌
 2011年夏に全10巻をもって完結した人気恋愛忍者小説(?)、風野真知雄さんの「妻は、くノ一」シリーズの新章“蛇之巻”がこの春ついに幕を開けた。
まさにキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!という感じである。
 早速先月発行された「いちばん嫌な敵 妻は、くノ一 蛇之巻 1」と、今月25日に発行されたばかりの第2弾「幽霊の町 妻は、くノ一 蛇之巻 2」を購入し、期待に胸を膨らませながら読んでみた。

 …とその前に、軽く前シリーズの内容を御紹介させていただこう。
 平戸藩の御船手方書物天文係で、三度の飯より星が好きという藩きっての変わり者・雙星彦馬の元にやって来た美しい嫁・織江。だが実は織江は平戸藩の密貿易を怪しんだ幕府が送り込んだくノ一だった。たったひと月で失踪してしまった織江を捜すため、彼女がくノ一だと知らない彦馬は江戸へ赴く。
 妻恋坂の長屋に暮らし、手習いの師匠をしながら織江を捜し続ける彦馬。また一方の織江も彦馬を愛してしまい、彼女は様々な敵と戦いながら何とか忍びを抜け、彦馬と一緒に濤の彼方へと旅立っていったのであった船
 前シリーズ最終巻の後記では二人の後日譚が語られており、波乱万丈の船旅の末にアメリカへ辿りついた二人はそれぞれヒコ・ツインスター、オリエ・ツインスターと名乗って事業を起こし成功させ、更に子宝にも恵まれて幸せな晩年を送っていた。

 今回の新シリーズの舞台はそのアメリカである。
 ロサンゼルスの郊外で馬車屋を営むヒコとオリエ。二人の間には3人の息子がおり、上の二人もロサンゼルス市内で馬車屋を営んでいる。
 平穏な生活を送っていたオリエの元へ、且つてくノ一時代の敵であった長州忍者・鬼藤蛇文が現れる。今なお彼女を狙い続ける蛇文のとてつもない企みを知らされたオリエとヒコは、最凶最悪の敵・蛇文と戦う決意をする―。

 くノ一時代の回想と現在の二人の状況が交互に語られているため、“あの時、織江はこんなに大変な敵と戦っていたのか…”と前シリーズを思い出しながら読めるのが楽しい。
 回想場面に登場するキャラクター達も懐かし顔ぶれがずらり。織江の母で、かつては“天守閣のくノ一”と呼ばれていた凄腕くノ一・雅江、織江の幼馴染のくノ一・お蝶、お庭番の頭領・川村真一郎。織江が組織を抜けた際にお庭番から差し向けられた強敵である宵闇順平呪術師寒三郎浜路。手習いに通って来る忠太おゆう等子供達。織江の実の父親であった元平戸藩主・松浦静山、彦馬の友人である同心の原田朔之助と幼馴染の西海屋千右衛門、彦馬が飼っていた三毛猫のにゃん太。そして…。
 彦馬の養子、すなわち織江の息子でもあるが、若いのか年寄りなのか、賢いのか馬鹿なのかもよく分からない、とぼけた顔のとびきり変なやつでありながら、実は平戸藩きっての忍びでもある謎の男・雙星雁二郎。新シリーズ2巻の回想シーンでは、この雁二郎が随分と格好いい所を見せるのである。でもって最後の一行にまさかの記述が!! 昨日2巻が発行されたばかりだというのに、今から3巻の発行が待ち遠しくて仕方がないのであーる(^^)

 「妻は、くノ一 蛇之巻」シリーズの帯に大きく“ドラマ化”と書かれており、毎週金曜の夜8時にBSプレミアムで放送されるそうで…とよく見たら、4月5日に放送開始とある。しまった!何話分か見逃してもーた!ま、その分はいつか再放送ででも見るとして、運良く今日は金曜日、昨年末に「絶対に笑ってはいけない熱血教師24時」を見て以来、約4ヶ月ぶりにTVを付けてみた。
 ドラマは滅多に見ないため知らない役者さんばかり(彦馬役の市川染五郎さん、雅江役の若村麻由美さん、宵闇順平役の梨本謙次郎さんの3人だけは知っている)で、原作で思い描いていた人物のイメージとはかなり違っていたが(まぁこれは仕方がないわな)、唯一雁二郎だけは原作のイメージ通りではないにしても面白かった。
 全8話ということは残り4話、こちらも今後が楽しみだ♪

くノ一蛇之巻.jpg

 雁二郎と並んでお気に入りだった変態へたれ旗本・鳥居耀蔵も、いつか回想シーンに登場してくれるかな…(^^;





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Last updated  2013.04.26 22:04:54
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