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2017.08.22
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カテゴリ:The Beatles
12歳の頃に初めてビートルズ(The Beatles)を知り、ジョージ・ハリスン(George Harrison)の端整な顔立ちと繊細な歌声に魅了された。そしてジョージを知れば知るほど、彼の人間性に強く惹かれるようになっていった。
 ジョージがこの世を去って10年後の2011年、マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督によるジョージのドキュメンタリー映画、「ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド(George Harrison : Living in the Material World)」が公開された。
 少年時代からビートルズ時代までの第1部と、ビートルズ解散前後からソロ時代の第2部からなるこの映画は、家族やジョージと親交のあった人々の貴重な証言と数々の名曲で構成されているだけなのだが、210分(3時間半!)があっという間に感じられるほど見ごたえ十分な作品であった。
 ちなみにこの映画のキャッチコピーは「世界は彼の音楽で満たされた」――だそうな。

 映画に登場する、彼と親交のあった証言者達というのがまたジョージファンにとっては何とも嬉しい面々で、ジョージのお兄さん達や奥様のオリヴィア(Olivia Harrison)、ジョージの若かりし頃にそっくりな一人息子のダーニ(Dhani Harrison)は勿論、ビートルズ仲間だったポール・マッカートニー(Paul McCartney)とリンゴ・スター(Ringo Starr)、亡きジョン・レノン(John Lennon)夫人のオノ・ヨーコ(Yoko Ono)。私はヨーコさんがずーっと苦手なのだが、彼女のジョージに対する証言には好感を持った。意外といい人かもしれない…(^^;
 ポールとジョージの友人にして元アップル代表のニール・アスピノール(Neil Aspinall)、ドイツ・ハンブルグ巡業時代に知り合ったクラウス・フォアマン(Klaus Voormann)とアストリッド・キルヒヘル(Astrid Kirchherr)。
 ミュージシャン仲間では親友ともいえるエリック・クラプトン(Eric Clapton)を始め、謎の覆面兄弟バンド・トラヴェリング・ウィルベリーズ(Traveling Wilburys)仲間であったジェフ・リン(Jeff Lynne)やトム・ペティ(Tom Petty)、他にもドラマーのジム・ケルトナー(Jim Keltner)やパーカッショニストのレイ・クーパー(Ray Cooper)が。そしてプロデューサーのジョージ・マーティン(George Martin)とフィル・スペクター(Phil Spector)、エンジニアのケン・スコット(Ken Scott)の証言も。
 映画やモータースポーツともつながりが深かったので、モンティ・パイソン(Monty Python)のテリー・ギリアム(Terry Gilliam)やエリック・アイドル(Eric Idle)、女優のジェーン・バーキン(Jane Birkin)、60~70年代に活躍したF1レーサー・ジャッキー・スチュワート(Jackie Stewart)も登場。
 更にシタールの師であり、ジョージの人生の師ともいえるのかもしれないラヴィ・シャンカール(Ravi Shankar)と、ジョージの元妻でありエリック・クラプトンの元妻でもあるパティ・ボイド(Pattie Boyd)も。

 「『Revolution 9』はジョージとジョンと私の作品。扇動したのはジョージ。“作ろうよ!”って」(Yoko Ono)
あちゃー、そうだったのね。すみません、私はてっきりあなた主導でジョンと作った曲だとばかり思って、大嫌いでした…ショック
 エリック・クラプトンが結構赤裸々に色々と語っていて、特にエリックとパティ両人がそれぞれに語った当人たちによる略奪愛の真相が興味深かった。当時のパティはめっちゃ可愛いいうえにスタイルもよくて、そりゃジョージもエリックも夢中になるわな、と納得しちゃったりして。
 数々の証言の最後を飾るのはリンゴで、ジョージが亡くなる2週間前に会ったときの話なのだが、その時に交わしたジョージの最後の言葉が、何とも彼の優しさが表れていて…。リンゴの涙につられてこちらもしんみり涙ぽろり

 【5,000セット限定生産】 ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド コレクターズ・エディション 未発表音源10曲SHM-CD付  

 DVD2枚(1部&2部と映像特典インタビュー)+Blu-Ray1枚(1部・2部)+CD1枚(まさかの未発表音源♪)、更に豪華ブックレットとリトグラフ(というペラペラの写真がプリントされた紙)2枚、最初は開け方に悩むフォトスタンド形特製BOXのセットでお値段16,800円!(Amazonだと今なら新品で6,600円より)
 2011年に5,000セット限定で発売されたはずなのだが、まだ在庫があるようで…。ええッ!? ジョージファンってそんなに希少なのかしらん!? まぁ正直なところ、普通に1,000円ぐらいで売っている映画本編2枚組DVDを買う方がいいような気もする(^^; 
 
 マイブームなる言葉を生み出したのは みうらじゅん氏であるが、マイブームの先駆者といえばジョージだろう。たしかみうらさんがそんなことを書いていたような…。みうらさんと彼の仏友・いとうせいこうさんの共著「見仏記3 海外篇」にも
 “1966年、ビートルズ(元)のジョージ・ハリスンはインドを訪れた。ラヴィ・シャンカールにシタールを習うためだ。このジョージのマイブームがその後、全世界的にインド・ブームを起すことになる”とある。ホント、ジョージのマイブームなだけだったよね、今にして思うと。当時はみんな感化されちゃったみたいだけど。偉大なるマイブーマー・ジョージ!

 47歳最後の夜はジョージの音楽とともに更けていく…月
(誕生日野宿は無理でした)

 そして48歳を迎える夜はジョージの一周忌に英国のロイヤル・アルバート・ホールで行われた、オリヴィア&ダーニが企画し、エリック・クラプトン主催のジョージ追悼コンサート「Concert for George」とともに明けたのであった。この映画を見終えてから追悼コンサートを見ると、胸が熱くなるのを感じる。本当に多くの友人から愛されていたのね、ジョージハート(手書き)





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Last updated  2017.08.23 05:08:37
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