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2021.10.18
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カテゴリ:アニメ・漫画
夏に受けた健康診断で高血圧といわれ、別件で通っている総合病院でついでに診てもらったところ、「膵臓に怪しい影が…」とのことでCT検査を受けたのが先月のこと。検査結果が分かるまでの間、いつ今の生活とお別れしても悔いが残らぬよう大好きなDVDを観たりアルバムを聴いたりして、一応の覚悟は決めたものの結果は何ともなかったらしい。ありがたや。まだまだこの駄ブログを更新せよ、とのことなのだろう。
 そういえば先月、さいとう・たかを先生が膵臓癌で亡くなられた。さいとう先生といえば、「ゴルゴ13」でお馴染みだが、『コミック乱』(リイド社←元さいとう・プロダクション出版事業部。初代社長がさいとう先生のお兄さんで、その方の息子さんが今の2代目社長)で「鬼平犯科帳」も連載されていた。その『コミック乱』で「風雲児たち 幕末編」を連載されていたが昨年から休載中だったみなもと太郎先生も、8月に亡くなられている。

 みなもと先生の作品を初めて読んだのは、10年ほど前に『COMIC 大河』という歴史コミック雑誌に載っていた「風雲戦国伝 大谷吉継の謎」だった。吉継に関する書籍は数々読み漁ったが、みなもと先生の吉継は(私の知り得る限りの)歴史に忠実に描かれており、何より絵が可愛くて大好きだった。
 また、個人的に興味のある『​宝暦治水事件​』を描いた作品があると知り、その「宝暦治水伝」もネットで読んで感動した。
 みなもと先生の描く歴史観と可愛いキャラクターは、歴史好きは勿論のこと、興味がない方でもきっと読めば好きになると思う。心からおすすめしたい歴史まんがである。

 今年2月、リイド社から出版された「風雲児たち 1 関ヶ原の戦い~徳川政権誕生」というコンビニコミックが店に並んでいたので即買いした。
 “東大教授が唸り 歌舞伎役者がむせび泣いた! 日本史教材の決定版!!!
 教科書よりアカデミック 映画よりドラマチック
 小中高・予備校の先生達からも引く手あまた!
 マンガ賞総なめ!! 三冠制覇 ★第49回 日本漫画家協会賞 ★第14回 文化庁メディア芸術祭 ★第8回 手塚治虫文化賞”
 などと表紙に書かれているが決して誇張ではない。本当に分かりやすくて面白いのである。これを読めば、どうして幕末に長州・薩摩・土佐藩の志士たちが立ち上がったのかがすんなりと理解できるはず。
 この本はその3藩の悲劇が中心に描かれているが、吉継や石田三成の最期、国元を追放された長宗我部盛親の旅立ち(?)なども、さらに巻末の怨念エピローグではアホの小早川秀秋のあまりにも悲しすぎる最期&八丈島に流された宇喜多秀家まできっちり描かれている。
 「おそ松くん」のハタ坊をとてつもなくアホにしたような見た目(なぜか鼻水も垂れている)にして、アホを超越した言動で描かれている不憫な小早川秀秋だが、彼は関ヶ原の合戦後、宇喜多秀家に代わって備前岡山藩主となったものの、わずか2年後に他界。今は岡山市北区にある瑞雲寺に祀られている。この、みなもと先生の描くアホ丸出しの秀秋、高台寺所蔵の彼の肖像画の面影も微かに感じられる気がしないでもない。ちなみに、秀秋は慶長7年(1602年)10月18日に21歳にして亡くなった。

 1600年、関ヶ原の激闘と 敗者達の怨念が この国に長い眠りと 不世出の風雲児たちをもたらした…… その一部始終を見よ!





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Last updated  2021.10.19 01:16:04
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