2479275 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Pastime Paradise

Pastime Paradise

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2022.06.09
XML
慈愛の輝き』 ジョージ・ハリスン
 「George Harrison」 George Harrison (79)
 二年以上の空白を吹き飛ばす夢の共演!! 親友エリック・クラプトン、スティーヴィー・ウィンウッド等を迎え、ジョージ・ハリソンが作り上げた待望のニュー・アルバム!!
A面
 1. 愛はすべての人に - Love Comes To Everyone
 2. ノット・ギルティ - Not Guilty
 3. ヒア・カムズ・ザ・ムーン - Here Comes The Moon
 4. ソフト・ハーテッド・ハナ - Soft Hearted Hana
 5. ブロー・アウェイ - Blow Away
B面
 1. ファースター - Faster
 2. ダーク・スウィート・レディ - Dark Sweet Lady
 3. 永遠の愛 - Your Love Is Forever
 4. ソフト・タッチ - Soft Touch
 5. イフ・ユー・ビリーヴ - If You Believe
 今月1日付で職場異動があり、慣れない環境で悪戦苦闘中の今日この頃。もうクタクタ……。
 そんな時に聴きたくなるのが、ジョージ・ハリスン(George Harrison)が79年にリリースした7thアルバム「慈愛の輝き(George Harrison)」である。
 セールス的にはまずまずであったが、ファンの間ではこのアルバムをジョージの最高傑作として挙げる人も多い。レコーディング中に愛息・ダーニ(Dhani)誕生。更に訴訟問題やら妻・パティ・ボイド(Pattie Boyd)との破局やらでどん底だったジョージを支え続けてくれた恋人・オリヴィア(Olivia Trinidad Arias)とも再婚し、最も人生が充実していた頃の作品だけにアルバム中に愛が溢れている まさに「慈愛の輝き」という邦題がピッタリの名盤だ。とはいえ原題はただのセルフタイトルなのだけど。

 初めて好きになった外国人アーティストがジョージだった。
 中学に上がる頃、姉の影響でビートルズ(The Beatles)を聴くようになった私は、ジョージの端正な顔立ちと繊細な歌声、母性本能をくすぐる末弟的な茶目っ気に魅了され、すぐさま夢中になった。その頃初めて自分の小遣いでアルバムを買った。ビートルズ主演映画第2弾「ヘルプ!4人はアイドル(Help!)」の米国盤サウンドトラックだった…と思う (ひょっとすると「マジカル・ミステリー・ツアー(Magical Mystery Tour)」のこれまた米国盤サントラの方が先だったかもしれない)。

 きっかけはルックスだったが、ジョージの一癖も二癖もある音楽も好きだった。特に「ラバー・ソウル(Rubber Soul)」以降の彼の曲は、ビートルズの曲というよりもまさに “ジョージ・サウンド” だった。ビートルズ解散後の70年11月にリリースされたジョージのソロアルバム(それもいきなり3枚組!)「オール・シングス・マスト・パス(All Things Must Puss)」が各方面から絶賛され、全英で8週・全米でも7週連続1位に輝いたのも当然かと思われる。

 話をこのアルバムに戻すと、1曲目の “愛はすべての人に(Love Comes To Everyone)” からすでにジョージらしい温もりと優しさがひしひしと伝わってくる。幸せ絶頂期だった彼からの、幸せおすそ分けソングだ。イントロのリードギターは親友のエリック・クラプトン(Eric Clapton)が弾いており、モーグ・シンセサイザー&バッキング・ヴォーカルでスティーヴ・ウィンウッド(Steve Winwood)も参加している。
 続く “ノット・ギルティ(Not Guilty)” はビートルズ時代の未発表曲で、その次の “ヒア・カムズ・ザ・ムーン(Here Comes The Moon)” もビートルズ時代の名曲 “ヒア・カムズ・ザ・サン(Here Comes The Sun)” の続編といえる曲だ。
 “ブロー・アウェイ(Blow Away)” はこのアルバムを作るにあたり最初に書いた曲だそうで、ジョージ曰く 「ある日、庭にいたときにすごい土砂降りになって、それでがっかりしている自分に突然気付いた。天候の変化に影響されている自分にね。忘れちゃいけないのは、自分の周囲のあらゆるものが変化しても、内なる魂は変わらないということだ」。
 “ファースター(Faster)” はジョージが大好きだったF1の歌だが、当時大事故から見事復活したF1ドライバー・ニキ・ラウダ(Niki Lauda)と出会い、話をする機会を得たジョージは、ニキが家でリラックスして好きな音楽を聴いている時が一番いいと聞き、“ニキが休日に楽しんでくれるような曲なら作れるかも” と思ったという。そして2年ちょいぶりに制作されたのがこのアルバムであった。
 もしも天国があるのならば、きっとこのアルバムの音楽がどこからか風に乗って優雅に流れているのではなかろうか…なんてことを聴く度に思ってしまうほどに心地よい癒しアルバムだ。
明日からも元気出して頑張ろうっとぺんぎん

 そんなジョージに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪
 ​愛はすべての人に​ 
 ​ブロー・アウェイ
 ​ファースター





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022.06.09 01:45:36
コメント(0) | コメントを書く
[懐かし邦題アルバム] カテゴリの最新記事


PR

Free Space

Recent Posts

Category

Keyword Search

▼キーワード検索

Headline News


© Rakuten Group, Inc.
X