本画仙のハガキと描き比べ
今日は、なんだかひやっとする空気でしたね。いまだに半袖半ズボンの私ですが、やむなく、ベストを羽織っています。風邪を引いたらもったいないからね。というわけで、ウォークインクローゼットの中の整理(衣替え?)をしましたよ。秋物を手前に、夏物は向こう側へ。さすがに、まだ冬物は出さなくて良いでしょう・・・明日は、朝から歯医者さんへ。(電話で予約済)別に痛むわけでも沁みるわけでもないけれど、前回歯の治療をしてから、もう6年くらいたっているので、そろそろ歯の健康診断をしてもらうつもりです。かぶせているところとか、見えない部分に虫歯ができていることがありますからね。では、家事の合間に、ちょこちょこ描いた絵の紹介です。前に描いていたものを、今度は昨日届いた本画仙のハガキにもう一度描いてみたのです。本画仙に描いたら、ちょっと淡い色になりました。安い紙では、くっきり。本画仙では、少しにじんで、淡い色。これは、最初の頃に描いたものです。先生に見せたら、「ススキをもっと倒したらいいですよ。」と助言していただいていたもの。今度は、月が小さくなってしまいましたが、ススキはうまくいったような気がします。正岡子規の句を添えました。そしてね、この間のレッスンでは「ワレモコウ」の描き方が説明されていたけれど、なんだか地味なので、千日紅を描いてみましたよ。右側は画仙紙に描いてから、安いハガキに貼ったもの、左側は、本画仙の上等のハガキに描いたものです。丸く花に見えるところは、本当は花ではなくて「苞」。花は、その間からちらっと見える星型のもの。長く咲いているように見えるのは、苞の色が色あせず、ずっと残っているからです。本画仙に描くと、やっぱりにじんでしまいますが、まあ、それも味わいということで・・・最後に、秋らしいものを描いてみたくなり、柿に挑戦。枝についたままの柿はとても難しく、実だけを描くのはつまらないので、こうなりました。そしたら、それにちょうど合う句を見つけたので、添えましたよ。なんと、夏目漱石の句です。夏目漱石は正岡子規と友人ですので、彼から俳句を学んでいたらしいですそれで、生涯に2400句も作っていたらしい。漱石の「柿」の句をのせましょう。 柿落ちて うたゝ短き 日となりぬ (私が書いたのはこれ) 樽柿の 渋き昔しを 忘るるな この里や 柿渋からず 夫子(ふうし)住む 渋柿も 熟れて王維の 詩集哉 渋柿や あかの他人で あるからは 渋柿や 長者と見えて 岡の家 能も無き 渋柿共や 門の内今、他にどんな俳句があるのかと検索していたら、「夏目漱石俳句集」というサイトを見つけました。なんと、全2,527句を掲載していますとのこと。びっくり。じっくり見てみようかな。