音楽のふるさと
久々に凍結モノでなく、新規書き下ろしに向かっていると、さまざまなことがわかってきますね。ここ数年は、古典派からロマン派など、それこそ一音一音もゆるがせにできない世界とつきあってきたわけですが・・・それ以前はもっぱらバロック音楽が多かったですね。単純な同型反復が多かったり、大編成に見えても多くのパートは他のパートの補強だけだったりと、比較的入力が簡単でしかも効果があがる曲がおおいんです。まあMIDI初心者向きなんですね(^^)いまそのバロックに戻ってみると、この程度の曲ならまだまだできるな、って感じです。また少しずつレパートリーを増やして行きたいですね。それにしても・・・まあ何と単純な、そして飾り気のない音符たち・・・ヘンデルがあの大作「メサイア」をわずか21日で仕上げたという逸話でわかるとおり、この時代の多作家たちにとって、いかに手抜きして演奏効果をあげるか、が最大の関心事だったことがよくわかります。MIDI作家にとっても、大半がコピー&ペーストや変形で事足りるってのはうれしいですね(爆)・・・おかげで新作のほうも現段階ですでに大半は完成したといってもいいぐらいですが。まああと数日お待たせすると思いますけど。いまやってるのもヘンデルなんですが、楽譜と向き合ってると、やっぱりつくづく思うんですね。すべての音楽の基本はここにあるんだな、と。これ以上切り詰めようのない、単純にして明快、そして聴くものを興奮に誘い込むその力強さ・・・いつか私の選ぶ名曲ベスト1に、大方の予想を裏切って?「メサイア」をあげたことがありましたが、その評価は今でももちろん変わっていません。もし他のすべての音楽がこの世から消え去っても、この曲さえ残れば、人類はそこからまた新たな音楽の展開をはじめられる、そんな気がするんですね・・・ヘンデルだってバラしてしまったので、昨日の曲名当てクイズの第2ヒントはやめにしておこうかな・・・ま、いいか(汗) 第2ヒント: 英国王室御用達(爆)