1150833 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

  MASA ラボ ---鸚鵡(オウム)の会議は白昼夢--- 

  MASA ラボ ---鸚鵡(オウム)の会議は白昼夢--- 

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Category

カテゴリ未分類

(4)

ミクロの世界・

(1)

他々諸々

(4)

▲ 山 ▲

(3)

↑↑↑ 2015年以降 / 2014年 ↓↓↓

(0)

その他

(16)

↑↑↑ 2014年 / 2013年 ↓↓↓

(0)

ミクロの世界 2 

(30)

【数学】

(23)

【番外編】

(2)

【パズル】

(7)

【動物】

(1)

▲ 山 ▲

(10)

↑↑↑ 2013年 / 2012年 ↓↓↓

(0)

『 蚊 』 シリーズ

(10)

哲学・認識論

(103)

感動したもの

(4)

用語与太話

(18)

プチ研究

(12)

食べ物

(14)

植物

(27)

(27)

こまいぬ 【狛犬】

(4)

休憩室でのお喋り

(34)

ミクロの世界

(174)

写真クイズ

(21)

写真クイズ 解答

(20)

推理クイズ

(15)

推理クイズ 解答

(14)

つなぎ写真

(13)

グラフ・統計

(4)

Recent Posts

Favorite Blog

オシャグジデンダ♪ New! snowrun29さん

--< 二人で田植えを … いわどん0193さん

atelier EMAIR emairさん
珍国際の書斎 珍国際さん
ルームシェア始めま… TNKTNKTNKさん

Keyword Search

▼キーワード検索

2009.06.04
XML
カテゴリ:ミクロの世界
竹の葉の気孔も、忘れずに覗きました。


竹の葉の気孔
図1 竹の葉の気孔



他の種類も覗いて見ないと正確なことは言えませんが、
どうやら竹の葉の気孔は、縦列していることが多いようです。

----------
《ウイルスの話》

タバコモザイク病にかかった葉をすりつぶし、細菌ろ過機を通したろ過液は、
再び、タバコモザイク病を引き起こすことが1892年に発見されました。
つまり、その病原菌は細菌よりもはるかに小さいことを示しており、
顕微鏡では観察できないサイズであることを示しています。

そのため、より小さな細菌が存在すると考えられましたが、
タバコモザイク病を研究していた植物学者であるベイエリンクは、
その病原菌を 『溶液状の物体』であると考えていました。
彼は、溶液の中に存在している分子が、タバコモザイク病を引き起こすと考えたのです。

しかし、病気は細菌のような生物が原因であるとして、その説は当初は支持されませんでした。

----------

そして、1935年ウェンデル・スタンリーが、タバコモザイクウイルスの結晶化に成功。
結晶化する生物』 の発見に、科学者達は仰天しました。

なぜ結晶化するのかというと、タバコモザイクウイルスの構造が
たんぱく質のみで出来ている為です。
そのたんぱく質の殻の中には核酸(DNAやRNAの事)のみしか入っていません。

ウイルスは生物と呼ぶには余りにも簡単な構造であるため、
むしろロボットと呼ぶほうがふさわしい格好をしています。

つまり、ウイルスとは 『自己増殖するためだけのミクロのロボット』 なのです。

ウイルスの存在を発見したベイエリンクは、1905年にレーウェンフックメダルを受賞。
ウイルスの結晶化に成功したウェンデル・スタンリーは1946年にノーベル化学賞を受賞しました。

----------

おむすびの作り方を知っているおにぎりが、ウイルスだとします。
 (これは、自己増殖するレシピである核酸をウイルスが持っていることに相当します)

おにぎりは、1人ぼっちでは何も出来ません。

あるとき、ひょんなことから人の家に侵入しました。
 (生物がウイルスに感染することに相当)

家の中には、白米や水、塩コンブ、かまど、薪、お釜、火吹き竹など
おにぎりを作るための設備がそろっていました。
 (細胞が持っている『核酸をコピー』するという機能に相当)

おにぎりは喜んで、おにぎりを作るおにぎりという自分のコピーを作り始めます。
 (細胞のレシピをウイルスのレシピにすりかえて、ウイルスを作らせることに相当)

やがて、おにぎり生産の暴走が始まり、家が崩壊します。
 (生物の細胞が死んだり、がん化したりすることに相当)

家が崩壊したことに関して、おにぎりたちは我関せずです。
なぜならば、自分のコピーを作るためだけに、自分達が存在しているからです。
そして、家からあふれたおにぎり達は、また別の家に侵入するのを心待ちにします。

しかし、外の家ではおにぎり達に対する対策として、塩コンブではなく梅干を準備しました。
 (ウイルスを殺す抗生物質に相当)

そんな事を知らないおにぎりが家に侵入してきました。
すかさず塩コンブを梅干に取り替えます。
 (抗生物質を投与に相当)

おにぎりのレシピには、梅干の使い方は書いていません。
そのため、おにぎりは増えることなく、やがて消滅しました。
 (ウイルスの非活性化に相当)

それを見た、お隣さんでは、
おにぎりが来る前から玄関先に梅干をまいて、防衛策をとりました。
 (感染前の不必要な抗生物質の投与に相当)

おにぎり達は家に侵入ができません。
 (ウイルスの非活性化に相当)

しかし、何度も梅干にさらされたおにぎりたちの中で、
梅干にぎりに突然変異するものが出現しました。
 (抗生物質耐性菌の出現に相当)

すると、侵入時に一網打尽にするための必殺技として、梅干を準備していた外の家は、
思わぬ梅干にぎりの侵入によって、なすすべなく崩壊します。
 (耐性菌の増殖に相当)

それをみた、外の家は、梅干にぎりに対抗する手段として、シャケを用意しました。
 (新しい抗生物質の開発に相当)

しかし、塩コンブにぎりと梅干にぎりたちはレシピの情報交換をし、
具に影響されないおにぎりレシピを作りました。
 (ウイルスの『型』の出現の相当。 インフルエンザが有名)

それを見た、外の家は・・・

-----------

多少いい加減なところもありますが、
ウイルスと人間の 『破滅へのいたちごっこ』 がこうして始まりました。
ウイルスに対抗したために、かえってウイルスが多様化したのです。

病気を防ぐために薬品を散布しますが、それは危険な行為です。
しかし、散布しなければならない状況に陥っているので仕方がありません。

破滅へのいたちごっこでは、負けると知っていながらも、人間は抵抗せずにいられません。
なんと悲劇的なシナリオが始まってしまったのでしょうか。

エピローグの決まっている物語は現在進行中です。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.06.05 01:08:10
コメント(10) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.