反省:モチベーションを高めること
「俺は、英語を教えたくて教師になったのに、 なんで、英語を勉強したくない生徒の相手まで しなきゃいけないんだ!!」高校教師になったばかりのとき、このようなことで、悩んでいたんです。 教師って、 勉強したい人に教えることが仕事じゃないのか? 勉強する気がない人に、やる気をださせること、 それも教師の仕事なのか?ただ、悩んでいつつも、毎年「英語嫌い」「勉強嫌い」の生徒は、たくさん入ってきます。無視されながら授業をするのが苦痛だった私は、なんとか生徒が興味を持ってくれるように、いろんな「しかけ」を研究するようになりました。すると、結構、あるんですね、生徒に興味を持たせることを研究した本が。いかに効率的に勉強するか、という受験テクニックばかりを見てきた私には、目から鱗の発見でした。で、今です。企業研修の仕事をするようになり、再び、ビックリ。企業の研修って、仕事の仕方だけを教えればいいんでしょ?と思っていたんです。ところが、 「おおお、会社でも、やっぱり、 やる気を出してもらうことから やらなきゃ、ダメなんだ!!」上に立って導く人は、その勉強、仕事のことをよく知っていて、その楽しさも、意義も、よくわかっている。だから、やっぱり、わかっているからこそ、知識や方法だけではなく、楽しさも、意義も、教えてあげないといけないんですね。自分で意識を高められるほど、強い意志を持った人ばかりではない、ということなんですね。自分のことを振り返って考えてみれば、当然のことだとわかるんですけどね。ははは…未熟でした。