昨日は、夏にも拘わらずネタ切れと言う失態を演じてしまった。其処で今日は朝から狭い庭で虫探し。何とか2~3種を見付けることが出来た。今日はその中から、ツヤマルシラホシカメムシ(艶丸白星亀虫)、またの名をムラサキシラホシカメムシ、を紹介する。
ツヤマルシラホシカメムシ.背中の1対の大きな白斑が商標(2007/08/24)
|
小さなカメムシである。体長5mm、体が丸く、小さい割に厚みがあるので、遠くから見るとまるでテントウムシの様に見えた。しかし、タデの花に集っているのだからハムシかも知れない、と思ってマクロレンズで覗いてみたら、何れとも異なるカメムシであった。
ツヤマルシラホシカメムシの仁義.他のカメムシと較べると御上品.
脚全体に小さな黒斑がある(2007/08/24)
|
タデの花から汁を吸っているらしい。先日のオオツマグロヨコバイもそうだが、やはり花は師管液の出が良いのであろう。人は、ヤシ酒を作るのに、ヤシの花梗を切って出る師管液を集める。花から師管液が出易いことを利用している点では、人間もカメムシも同じである。
倒れたタデの花の上を歩くツヤマルシラホシカメムシ.
このカメムシの小ささが分かる(2007/08/24)
|
これまでに掲載したカメムシは今日のツヤマルシラホシカメムシを入れてたったの5種、ハムシも5種、一方ヒラタアブは8種で、まだ未掲載のが1種あるので全部で9種。これは、我が家の庭の植物相がどれだけ貧困かを示していると同時に、如何にアブラムシが多いかを示しているような気がする。些かメゲる話ではある。