夏でもスキーを想う

石井スポーツのカスタムフェアの宣伝に
「今の板で何年滑ってる」ってのがあったけど
写真を振り返ってみたら、少なくとも10年以上は履いている。
てか、10年前こんなとこで絡まってたんだな…(笑)




こんばんは、ドジボジャーナルです。
今月号のテーマはスキー検定です。

今日も専属師匠のドジボさんをお迎えしております。
こんばんは、ドジボさん。
編集部の足内一典です。

「こんばんは。
名刺をありがとうございます。
あしうち、かずのりさんとお読みするのですか」

いえ。たりない、いってんと言います。

「足りない一点…さんですか。
あ、だから今日のテーマは検定なんですね」

失礼ですね。
１点足りなくて検定を落ち続けてるみなさんに
謝ってください。

「落ち続けてるって…あなたの方が失礼ですよ」

あ、ほんとですね。
落ち続けてるみなさん、大変失礼いたしました。

「ますます失礼だ…。
ところで、たりないさんも
名前の通り検定では１点足りなかったのですか？」

いえ、僕は１級もテクニカルも加点で合格しました。

「じゃ、クラウンでは１点足りなかったとか？」

いえ、違います。

「それは失礼しました」

2点足りませんでした…。

「…ダメじゃん」

そんなことはどうでもいいんですが
今日は検定についてお話を伺いたいと思います。

「あ、それなんだけど
なぜ私に検定のこと聞くの？
何も知らないのに」

ですよね～。
僕もそう思ったんですけど
編集長が面白そうだから聞いて来いと。

「……」

あと、部外者の意見も面白いんじゃないかと。

「部外者の意見なんて必要ないでしょ。
やりたい者同士、楽しく
内輪で勝手にやってればいいんじゃないの」

あ、ほら、今の、なんかトゲがある言い方ですね～(笑)

「なに喜んでるんですか。
そもそも、ただの任意団体の検定でしょ。
興味ないし」

そうですかぁ？
スキーヤーならみんな関心あるんじゃないんですか？

「ないっつうの。
たりない君さぁ、お茶飲むでしょ。
だからと言って茶道の資格になんか興味ないでしょ？」

ないですねぇ、細かいことをチクチクと面倒くさそうで。

「それに、茶道側だって
部外者になんだかんだ言われる筋合いないでしょ」

そりゃそうですね…。

「スキーをしてるからって
みんながみんな検定に興味があるワケじゃないの。
そして検定する側も
部外者になんだかんだ言われたくないの。
お互い、ほっとけばいいの」

それじゃ記事にならないですよ。
もう少し協力してくれてもいいんじゃないですか。

「はいはい、分かりました。
検定は必要ですよ～～～だ。
これでいいんでしょ！」

真面目にお願いします。

「いや、まじまじ。
検定や試験を受けるってことは
資格を得るという意味だけじゃなく
他の面でも価値があるんですよ」

ほう。

「検定のために一所懸命練習するでしょ。
受かろうが受かるまいが
集中して練習した分
確実に上手くなる」

なるほど。

「漢字検定だって
勉強した分、確実に漢字を覚えるから
結果として受かろうが受かるまいが
知識は身に付くんですよ」

うむ。

「そういった意味で
検定は価値があります」

そんな前向きでまともな意見が
ドジボさんから出るとは思いませんでした。

「まともだし」

では次に、検定の内容について伺います。
理論がコロコロ変わるという批判もあるようですが
どう思われますか？

「どうでもいいです」

そう言わないで何か、ほれ、気の効いた一言を。

「あんた、素人に的外れなことを言わせて楽しもうとしてるでしょ」

いやいやいや、そんなことないですよ。
お願いしますよ、先生、ほれ。

「バカにしてるな…。まぁよい。
コロコロ変わるったって
その理論が気に入らなきゃ受けなきゃいいでしょ。
なんで自分の考えと違うものの検定を受けなきゃならないの」(笑)

そう言っちゃそうですが
コロコロ変える協会もマズくはないですか？

「さっきも言ったけど
協会って、任意団体なんだから
どんなふうに理論を変えようが勝手でしょ。
文句言う筋合いのもんじゃない」

おお、そう来ましたか。

「その理論に納得して検定を受けるか
イヤなら受けないか、ってだけでしょ」

なるほど。
でもやっぱり、級やプライズが欲しくて
変な理論だと思いつつも
受ける人が多いんですが。

「それはそれでいいです。
だって欲しいものは人それぞれだもの。
何でもかんでもとにかく級が欲しい人だっているでしょ。
ま、そういう人は
理論が変わるたび
言われるがまま頑張ればいいのです」

う～ん、なんか言葉の端々に
皮肉っぽさを感じますねぇ。

「え、じゃあ検定のこと誉めればいいの？」

いえ、そんなことは言ってません。
では次に、検定のダメダメな点はありますか？

「ないよ。まったくありません。検定えらい！」

……。

「はいはい、ちゃんと答えますってば。
そんな睨まないでよ。
ま、ダメなとこはないけど
気になる点はある」

ほう、伺いましょうか。

「検定がスキーの全てになってる人がいるってこと」

検定一筋、真面目でいいじゃないですか。

「いや、検定はスキーの１ジャンルに過ぎないでしょ。
1級の次はテクニカル、その次はクラウンと
いつまでも検定の世界に閉じこもっていないで
検定受けることで培った技術を
スキー全般のシーンで生かしたらいいと思うよ。
だからもっと他のジャンルにも足を突っ込んだらどうよ」

足を突っ込むと言うより、板を突っ込むって感じですか？
スキーだけに(笑)

「何うまいこと言ったって顔してんの。つまんないよ。
検定以外のジャンル
例えば深雪とか、悪雪とかもガンガン滑ったほうがいいんじゃね」

それ、ドジボさんのジャンルに引きずり込もうって魂胆ですか？

「ま、仲間が増えればいいなとは思うけど…。笑
あとさ、検定の練習するのはいいけど
毎回毎回そればっかりじゃなくて
2～3日に1日は技術のことは気にせず
本能のままに滑るのもいいんじゃね。
長い距離を止まらずにビャーって」

2～3日に1日ぐらいはドジボさんに付き合ってほしい
ってことですね。

「ま、まぁそうだけど…。
てか、色んなとこをアップアップしながらでも滑ったほうが
技術の幅が広がると思うんだけどね。
で、結果として検定に合格できるような実力が付くとか」

う～ん、なんか話にまとまりがなくなってきましたね。
結局のとこ
検定についてはどう思っているのですか？

「え～と…、どうでもいいです」

ですよねぇ。
そんなことでは記事になりませんので
今回のインタビューは没にします。

「え…」

新たなテーマでインタビューをやり直します。
次のテーマは
ゲレンデマジックについてです。

「また、まったく違うことを…」

ドジボさんならその程度でしょ。
ということで、次回はインタビューやり直し版です。
また見てね～♪


いまだに月山で滑ってる人も
来シーズンの検定に向けてオフトレしてる人も
ドジボさん、記事長いっすよ
構成考えずに思いつくまま書いただけでしょ、と分かった人も
クリックしてチョーダイませ。

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