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カテゴリ:スキー
行かせてもらいます。新雪斜面。
朝イチのノートラック斜面。 いつもは、ヒャッホー♪と我先に飛び込むんだけど たまには弟子に一番滑走を譲ることもある。 弟子よ、一番風呂…じゃなく一番雪を味わいたまえ♪ 「いえ、師匠からどうぞ」 弟子よ、たまにはファーストトラックを付けたらどうだ♪ 「いえいえ、おこがましい。師匠からどうぞ」 そうか、三尺下がって師の影を踏まずと言うしのぉ。 なんと殊勝で可愛いやつだ。 苦しゅうない、近こう寄れ。笑 「いえ、イヤです!」 あ、そうですか…。 まぁよい。 ではお言葉に甘えて 新雪に突っ込むとしよう! ひゃっほー! ガリガリガリー! うわ~! クラストだ~! あわわわわ…ドテッ。 雪まみれになって 弟子を振り返る。 お~い! クラストしてるぞ~、気をつけろ~! 「やっぱり…」 弟子はそさくさと回り道をしてゆく。 そーゆーことだったのか。 私の滑る様子を見て 雪の状態を判断したかったのだな。 私は単なる実験台っていうか お毒見役っていうか リトマス試験紙っていうか 炭鉱のカナリアだったのだな。 弟子よ、お主 なかなかやるのぉ。 むしろ誉めてつかわす。 お~い、近こう寄れ~。 「イヤで~~す!」 そうじゃなくて 近こう寄って 助けてくり~。笑 雪質が分からないときや 斜面の落ち込みの先が分からないとき 誰かの滑る様子を見て判断するというのは 大事なことだ。 一番分かりやすいのは滑る音。 一見ふわふわ新雪に見えても ガリガリって音がすれば クラストになってたり 凍った斜面に薄っすらと新雪が乗ってるだけだったりする。 雪煙の舞い上がり具合で 雪の軽い重いが推測できる。 先行者の沈み具合で 深さ浅さが分かる。 また、滑りにくい雪質の場合は 先行者の、あたふたしてる姿で分かる。笑 こうやって 雪の状態を事前に把握できれば だんぜん滑りやすくなる。 はやる気持ちを一拍だけ抑えて 先行者を見てみるのも 上手く滑るコツなのだ。 ドジボはいつも そんな先導役…ってか 生贄になっておりんす。 ドジボが、あたふたしてたら みんな気をつけて滑ってね~。 人の様子を見てから滑り出す人も やみくもに突っ込んで埋まっちゃう人も クリックしてチョーダイませ。 にほんブログ村 スキーランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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