カテゴリ:日本語講師
去年はサムスン電子に、夕方、企業出講してたんだけれど、 今年は 「朝の授業です」 と言われたので断った。 仕事が始まる前の授業だから、 朝5時だか5時半くらいに家を出なきゃならないんだもん。 とてもできない。 すると、去年、サムスンで教えてたユンハさんから電話がきて、 夜、個人的に習いたいとのこと。 サムスンは大体、SJPT(日本語トーキング試験)を受験するために勉強する。 SJPTの結果が、昇進などの条件になるらしい。 ほかの大企業でも使われているのが、このSJPT。 ユンハさんもやっぱりSJPTを受験予定なので、 はんらもSJPTについて調べてみた。 調べてみてビックリ。 すごい難しいー。@@ テストは7部からなり、 1部は 「どこに住んでますか?」 の質問に答えるなど、初級。 2部は、絵を見ながら 「この人は何を買いましたか?」 に答える程度なので、これもそれほど難しくない。 3部は、何かの状況で話すトーキング。 例えば、美容院に行ったという仮定をして、 「今日はどのくらい切りましょうか?」 と尋ねられて答える。 4部は、 「今までに言われてうれしかった言葉や印象に残った言葉はありますか?」 というような質問に、 なるべく詳しく答えなければならない。 5部は 「他の人にいい印象を与えるためにはどうすればいいと思いますか?」 などという質問に対して、論理的に詳しく答える。 なんと、50秒という長い時間が与えられる。@@ フリートーキングレベル。 6部は 「あなたは先生と約束をしていましたが、行く途中、 電車の中で気分が悪くなり、電車を降りてしまいました。 このままでは間に合いそうにありません。 先生に電話して説明してください。」 というような状況説明を聞いて、 自分で説明したり弁明したりしなければならない。 難しい~。@@ 7部は、セリフのない4コマ漫画を見て、 ストーリーを語る。 日本人でも難しくない?(^^;) で、評価は、レベル1からレベル10で評価され、 レベル10評価は 「母国語の影響が残ってないレベル」 とか書かれている。 っつーことは、まるでネイティブ並みってことだよね? はんらがこれまで教えた韓国人は、 どんなに日本語がペラペラペラーでも、 やっぱり話すのを聞くと 「あぁ、韓国人だな」 ってわかった。 「つ」「ざ」の発音や濁音、長音、 イントネーションなどが微妙に違うもんね。 SJPTでのレベル10は、 話してるのを聞くだけでは韓国人なのか日本人なのかまるでわからない、 というレベルでしょうか? このSJPTは、JPTと同じ会社でやってる試験で、 SJPT、JPTの相関関係を見ると、 JPT582点が、SJPTのレベル5程度。 SJPTのレベル9はJPT915点、 SJPTレベル10はJPT937点程度という高レベル。 ちなみに、JLPT(日本の日本語能力試験)と比べると、 JLPT2級がJPT525点、JLPT1級がJPT660点、となっている。 ということは、2級はSJPTではレベル5にしかならないってこと? 最上級の1級で、レベル6。 日本に留学に行く最低レベルが2級だなんて言われてるけど、 そのレベルじゃ、レベル5なのねぇ。 今のコーちゃんが受験したら、 せいぜい、レベル4? こういうのを見ると、ホント、韓国ってスゴイよ。 JLPT(日本の日本語能力試験)1級、なんていうと、 簡単すぎて合格者が多すぎちゃうんでしょうねぇ。 だから、この1級レベルを更に 6~10レベルの5段階に分けて評価するのがこのSJPTなんでしょうねー。汗; ま、トーキング試験だから、 漢字なんかはうまく読み書きできなくても影響ないのかもしれないけれど・・・ ちなみに、ユンハさんは、 去年、はんらが「あいうえお」から教えた人で、 全くの初級者。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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