カテゴリ:日本語講師
住民自治センターの授業は、火曜日木曜日の午前中。
社会人は通えない時間帯なので、 主婦たちと、 あと男性陣は60~70代のリタイアした人たちと 自営の人が通っている。 班長は、60代半ばの男性、パクさん。 職業軍人から会社員になり、 定年退職して、 今は、日本語やテニス、山登り、卓球などをエンジョイしながら暮らしている。 そのパクさんが 「僕は今日が最後の授業です」 と言い出したのが、先週の火曜日。 再就職募集に履歴書を出したらパスして、勤務が決まったという。 危険物取り扱い産業技師?とかいう資格を持っているため、 こんな就職難でも仕事が見つけやすいらしい。 お~、この不景気に再就職が決まるとは何とも吉報じゃないですか。 日本語教室としては残念だけど、おめでとうございます! 働けるうちは働くのもいいですね~ と、火曜日に送別会をしてパクさんを見送った。 翌、木曜日の授業の時に、 キムさん(やはり60代半ばの男性)を新しい班長さんに決めて、 キムさんは前に出て、就任の辞を述べた。 休憩時間に、ムンスさんが、就任のお祝いにと人数分のアイスクリームを買ってきてくれた。 そしてその次の授業の日、教室に入ると、 パクさんが 「オハヨ~ゴジャイマ~ス!」 と入ってきた。 あれれれ? パクさん、お仕事は? と聞くと 「条件が悪かったので、3日通ってやめた」 んだそう。 お給料は1ヶ月250万ウォンといい条件だけれど、 1ヶ月のうち20日間ほどは江原道に行って仕事しなければならないんだそう。 江原道は天安からは200キロほど離れているので、 20日間は単身赴任?となるんだそうだ。 退職して奥さんと2人、楽しく暮らしているのに 1ヶ月のうち20日間も単身赴任はできないという。 そりゃそうだ。 大体、1ヶ月のうち20日間が江原道なら、 江原道の人を雇ったほうがいいんじゃないのか??? 謎の会社だ。 そんなわけでキムさんの班長就任は1日だけ。 また班長さんはパクさんに戻った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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