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テーマ:ニュース(99426)
カテゴリ:家族の話
今日のテーマソング:大沢誉志幸「そして僕は途方に暮れる」
学生の頃、ゼミのディベートの席だったか雑談の席だったかは忘れましたが、「ホームレスに援助する必要なんてない」と発言して、先生や学生から批判を食らったことがあります。 議論の中に登場するホームレスは、「社会からはじき出されてそこに居着かざるを得なくなった、可哀相な人たち」という前提。私はその前提自体にすごく疑問を持っていて、確かにそういう過程を経た人が大多数なんだろうけど、中には俗世間から自発的にドロップアウトした人やホームレス生活を居心地良いと思ってる人だっているだろうし、そんな人にまで一律に「可哀相 → 援助」なんて却って彼らのためにならないんじゃないか? と思っていたんです。 本来ならば「働く気があるホームレスや高齢のホームレスは援助すべきだけど、ホームレスでいたい人は放っといてもいいんじゃないか。」と発言すべきだったんですが、まだ若かったし、場の雰囲気への反発もあって、冒頭の発言になっちまった。そして叩かれた。苦い思い出です。 でも、私の考えは、あれから10年以上経った今でも、全然変わっていません。働く気のない人にまで手を差し伸べる必要はない。もちろん、彼らの気が変わったら、温かく迎えてあげたいとは思うんですが。 今社会問題化しているニートも、同じことが言えると思うんです。就職活動に失敗して途方に暮れている人、人間関係が上手くいかなくて悩んでいる人に対しては支援したいと思うんですが、「働いたら負け」とか言っちゃって「アリとキリギリス」のキリギリスみたいな生活をしている人には、正直言って何もする気になれません。好きなだけ遊んでろって思います。 結局のところ、ホームレスにしろニートにしろ、本人のヤル気の問題なんだと思います。 しかし、ホームレスとニートの間には、大きな相違点がひとつあります。それは、ホームレスは経済的にはどうかわかりませんが一応は「自立」して生活しているのに対し、ニートは近親者、大抵は親元に「寄生」していること。従って、「ニートしたけりゃしてれば」という主張は、親御さんに負担を掛けさせることとほぼイコールだから、声を大にしては言い辛いですよね。 というか、これだけ騒がれていながらニートの親御さんのお話って殆ど耳にしたことがないんですが、どんな思いなんだろう? 自分がその立場だったら、ちょっと耐えられない。自分の懐具合のこともあるんですが、子供が成長して社会の第一線でバリバリ頑張ってる姿を見たいし、またそうしなきゃないはずの年齢になっても家の中でモンモンとしてられちゃ、殴られようが刺されようが一言でも二言でも言いたくなるし、行動すると思う。 他の親御さんだって大なり小なり同じ思いを抱いていると考えたいんですが、もしそうじゃなかったら、この問題、相当根が深いよなぁ。今の時代「親が泣いてるぞ」って言葉は効力を失いつつあるような気がするんですが(実際失ってると思うけど、まだ少しは残っていると信じたい)、実際問題ニートの親御さんは子供のことをどう思っているのか? すごく知りたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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