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カテゴリ:福島・宮城の地元ネタ
今日のテーマソング:村木健吉「おやじの海」
宮城県が地盤の第一地銀・七十七銀行は、先日、亘理郡亘理町にある荒浜支店を閉店し、亘理支店に統合させました。この銀行の支店統合は去年もいくつかあったし統合そのものについては特段驚きはしなかったんですが、気になったのは、荒浜という町が、そもそも七十七銀行という第一地銀が進出するほどの規模の町ではなかったこと。 荒浜は、阿武隈川の河口に位置する港町。潮干狩りや海水浴の客が訪れるそこそこのレジャースポットだし、「はらこめし※」(親子丼の鮭版とでもいったらわかりやすいのかな?)なんて名産もあるんですが、確か人口は4、5千人程度。登米郡米山町や桃生郡河南町など人口1万人以上でも七十七銀行の支店が置かれていない自治体があることを考えると、過分な扱いと言えます。 でも、よく調べてみると、七十七銀行には、閖上(ゆりあげ・名取市)や渡波(わたのは・石巻市)、鮎川(牡鹿郡牡鹿町)など、荒浜同様に小規模な港町に置かれている支店がいくつかあります。また、人口約6万人の港町・塩竈市に支店が4つあるのに人口約7万人の内陸都市・古川市には支店が3つしかありません。 面白いのはこの傾向が宮城県外の支店にも見られることで、福島県内にある7つの支店のうちいわき市の小名浜および四倉の2支店が、港町の所在。残りの5つは福島、郡山、いわき市平、原町、相馬と地域の中心都市に置かれていますから、やはり港町偏重です。 それにしても、水産県の宮城県を地盤とする銀行らしい支店の分布状況ではありますね。 ※亘理町と南隣の亘理郡山元町との合併協議にて、新しい市の名前の候補として「はらこめ市」なんてのがあがってました。当然ボツになりましたが(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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