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テーマ:奈良(614)
カテゴリ:その他の都道府県の話
今日は休日。例によって何の気なしにネットサーフィンしていたら、「奈良県の南北格差」というちょっと興味深い問題に行き当たりました。
驚いたことにこの問題、ウィキペディアの奈良県のページにも記載されているんですね。確かに指摘されている通り奈良県は北部が大阪や京都に程近い盆地で、南部が紀伊半島基部の山岳地帯。経済や人口の集積も「北高南低」なのは理解できるのですが、同じページの「都市圏」の項を見ると、 「こういった県当局の南部軽視の姿勢は、平城遷都1300年祭においても同様で、県北端の奈良市だけが賑わいを独占し、労力や金銭面での負担だけは県下の各自治体、諸団体に求めるという図式となっているだけでなく、平成23年台風12号によって甚大な被害を受けた十津川村、野迫川村などはまさに県当局の不作為とも言える南部軽視が招いた人災という側面も否定できない。」 と中立を旨としているはずのウィキペディアにしてはかなり激しい論調が展開されているので、緊急性のある課題なんだなと痛感します。 同様の問題が起きつつあるのが滋賀県で、同じくウィキペディアの滋賀県のページにある湖北の項を見ると、「(県庁所在地のある大津市など)湖南地方などに比べて宅地開発や工場進出が遅れているが(いわゆる『南北格差』)」という一文が挿入されています。 というか、考えてみると、関西や東海の府県庁所在地の大半はいずれもその区域の端に偏しており、しかも名古屋や大阪といった大都市に近接していますよね。従って、いわゆる「○○府民」の増加などで県庁所在地周辺が都市的に発展を見せる一方で、それ以外の地域が取り残され過疎化が急激に進行しているという二極分化が激しい印象があります。下手すると京都府や兵庫県など政令指定都市を擁する府県も例外ではありません。逆に関東では、群馬県を除けば県庁所在地が県のほぼ中央に位置しているせいか、その傾向があまり見られないように思います。 福島県は県庁所在地が北に偏している割には各地域の発展バランスが取れているという実に不思議な存在ですが、周辺に東名阪ほどの大都市がなかったが故に、独自の発展過程を遂げたんですかねぇ… 奈良県吉野産の透明感あふれる美しい葛粉です。吉野葛 150g 【02P26Jan12】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.02.08 11:21:57
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