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CAPTAINの航海日記

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七詩@ Re:なんか、腰が重い(05/21) 体重の負担等で関節の軟骨がすりへってい…
CAPTAIN@ Re[1]:調べましたねぇー(05/19) >lavien10さんへ いや~暇人なもので(…
lavien10@ Re:調べましたねぇー 東京が一番地方みたいな駅名が多く繋がっ…
CAPTAIN@ Re[3]:福島県、2040年の県立高校(執筆予告)(05/08) >情報提供さんへ この話題、当ブログで…
2012.02.25
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テーマ:たわごと(26605)
カテゴリ:decade(s)企画
「郡山圏」と「水戸圏」とのせめぎ合い。水郡線沿線についての考察を終えた後は、浜通りのいわき市へと移ります。

その前段階として、まずいわき駅のデータと指標について確認しておきたいと思います。この駅はいわき市における交通上のハブであり、ここが「郡山圏」か「水戸圏」かで、勢力図が大きく変わってしまうからです。
そこで、まずデータについて調べてみると、いわき駅と郡山駅とを結ぶ公共交通機関のルートは、磐越東線ではわずか一日上下12本と心もとなさすぎる状況であり、むしろ一日上下46本運行されている高速バスの方が利便性がはるかに高いということがわかります。運行本数のみならず、平均所要時間や片道運賃も、磐越東線が1時間38分、1,620円なのに対し、高速バスは1時間30分、1,500円(往復割引を利用した場合1,400円)ですから、磐越東線は高速バスの足許にも及ばない惨憺たる状況に置かれていると言っていいでしょう。
一方、いわき駅と水戸駅とを結ぶルートは、常磐線一本に限られます。普通列車が一日上下52本、特急「スーパーひたち」が同じく32本。あわせて一日上下84本と郡山駅前とを結ぶ高速バスの倍近い運行本数が走っており、しかも普通列車と特急を平均した所要時間は1時間21分と、高速バスを上回ります。ただし、特急料金が1,150円(自由席の場合)かかってしまうため、平均運賃については2,058円と、郡山駅に行くよりかなり割高になってしまいます。
以上のデータを整理すると、

【対郡山駅】
運行本数   上下46本
平均所要時間 1時間30分
片道運賃   1,400円(往復割引利用の場合)

【対水戸駅】
運行本数   上下84本
平均所要時間 1時間21分
片道運賃   2,058円
※片道運賃の内訳
  いわき駅~水戸駅間特急列車利用(上下32本) 2,770円
  いわき駅~水戸駅間普通列車利用(上下52本) 1,620円

となり、指標は、

【対郡山駅】
運行本数   -29.2ポイント
平均所要時間 - 5.3ポイント
片道運賃   +19.0ポイント
計      -15.5ポイント

【対水戸駅】
運行本数   +29.2ポイント
平均所要時間 + 5.3ポイント
片道運賃   -19.0ポイント
計      +15.5ポイント

と、水戸駅の圧勝という結果となります。

従って、「郡山圏」と「水戸圏」との対比において、いわき駅は「水戸圏」に属することになりますが、運賃面では「郡山圏」が優位性を保っているため、磐越東線や高速バスなど、いわき駅と郡山駅とをダイレクトに結ぶ路線の沿線に関しては、「郡山圏」ということになります。磐越東線ではいわき駅の一駅北の赤井駅から先、高速バスではいわき駅のある平の郊外・好間町にあるバス停の周辺は、すべて「郡山圏」に入ります。地域名を具体的に紹介すると、川前町、小川町の全域、好間町の大部分(川中子を除く)および平赤井は、「郡山圏」に属すると考えられます。
また、高速バスが停車するいわき中央IC付近で路線バスと高速バスとを効率的に乗り換えることにより、国道49号線沿道の三和町全域もまた、水戸駅より郡山駅の方が利便性が高いとの結果が出るようです。つまり、いわき市北西部に関しては、ほぼ全域が「郡山圏」になると言っていいと思います。

ところで、赤井駅に関して言えば、磐越東線でダイレクトに郡山駅へ向かうよりも、一日上下25本運行されている路線バスでいわき駅へと出て高速バスで郡山駅を目指した方が、運賃は若干割高になるものの運行本数の多さがモノを言って利便性が高くなる(=「郡山圏」がますます強固なものになる)という結果が出るようです。いわき駅からだと郡山駅の方が水戸駅よりも運賃が安いので、いわき駅から各方面へと延びる路線バスをつぶさに調べていけば、「郡山圏」に入る地域は結構見つかるかもしれません。
そこで、いわき市内で手広く路線バス網を展開している新常磐交通のサイトにあたり調査を試みたのですが、結論から言うと、該当する地域は殆どありませんでした。極端な話、赤井駅周辺と夏井川を挟んで対峙している国道399号線沿道の平窪地区でさえも「水戸圏」になってしまう次第。というのも、平窪地区には一日上下61本の路線バスが走っており水戸駅方面へは特急も含めて一日上下51本のアクセス手段があるのに対し、郡山駅方面へはそもそも高速バスの運行本数が一日上下46本にとどまる上にアクセス手段は一日上下32本まで更に減少するため、運行本数の差で「水戸圏」になってしまうのです。
逆に路線バスの運行本数が少ない地域は運賃の安さがクローズアップされるため郡山駅優勢の結果となりますが、確実に「郡山圏」になる地域は、夏井川の河口に位置する旧夏井村(平のうち荒田目、上大越、、下大越村、菅波、藤間、山崎)のみにとどまるようです。河口だから一応海に面しています。「福島圏」では獲得することのできなかった海岸をゲットしたことになりますが、飛び地になってしまうのが、やや弱いところではあります。

が、それ以上に複雑怪奇な様相を呈しているのが、いわき駅以北の常磐線沿線の状況だったりします。これについては、次回の考察で、詳しく述べたいと思います。





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Last updated  2012.02.25 23:29:14
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