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テーマ:鉄道(22164)
カテゴリ:福島・宮城の地元ネタ
今日は、阿武隈急行(福島駅~槻木駅間54.9キロ)が全通して25周年となる節目の日です。ところが、地元紙の報道によると、イベントの類は特に行わないとか。25周年は単なる通過点と認識しているみたいですね。
でも、この25年間を見ていると、第三セクター鉄道の勝ち組、負け組がハッキリしてきたようにも思います。長距離輸送の一端を担っていたり貨物需要がある路線は安泰な一方で、ローカル輸送に特化している路線は沿線の過疎化に伴う乗客の減少に苦しみ、ともすれば廃止に追い込まれる路線もチラホラ… 阿武隈急行の場合、福島市や仙台市といったそれなりに大きな都市への通勤通学需要があるために他の路線と比べると乗客数も多いようですが、なまじ交流電化してしまったために車両の更新が上手くいっていない気がします。JR東日本から中古車両を譲り受けるなどしてやりくりしているものの、全通時に新調した車両も含めて車両全体の老朽化は否めず…今後が心配です。 阿武隈急行が交流電化に踏み切った背景には、東北本線のバイパスという本来の建設目的に沿った利用を想定していたからだと記憶していますが、現在に至るまで長距離列車や「急行」の名に相応しい優等列車のの設定は皆無。辛うじて普通列車が郡山駅や仙台駅に乗り入れていたものの、郡山駅行は廃止されて久しく、仙台駅行もわずか2往復の乗り入れにとどまる有様です。 今後の更なる乗客減少を見据えるならば、路線の「非電化化」など経営のスリム化も視野に入ってくるのではないでしょうか? これまでも一部の駅の無人化など合理化が進められてはいますが、50周年、100周年を無事に迎えるためにも、更なるドラスティックな改革が求められるように思います。 ![]() 【送料無料】阿武隈急行運転席展望 列車No.919M 福島駅→槻木駅間/鉄道[DVD]【返品種別A】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.07.01 12:12:58
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