ＣＡＰＴＡＩＮの航海日記

一昨日公表された宮城県の高校入試の倍率って、地域ごとの倍率も出るんですね。資料を確認すると、仙台市内の倍率が高く、そこから遠くなる地域ほど倍率が低くなる傾向が伺えます。
これ、福島県だとどうなるんだろう？と思い、今年の出願状況をもとに試算してみました。以下がその結果。

福島※１　　　　定員2,080人　志願者2,295人　倍率1.10倍
伊達　　　　　　定員　280人　志願者　 96人　倍率0.34倍
安達　　　　　　定員　480人　志願者　366人　倍率0.76倍
県北計　　　　　定員2,840人　志願者2,757人　倍率0.97倍

郡山　　　　　　定員1,800人　志願者2,126人　倍率1.18倍
岩瀬・石川　　　定員1,080人　志願者　913人　倍率0.85倍
田村　　　　　　定員　400人　志願者　294人　倍率0.74倍
県中計　　　　　定員3,280人　志願者3,353人　倍率1.02倍

西白河　　　　　定員　840人　志願者　812人　倍率0.97倍
東白川※２　　　定員　240人　志願者　141人　倍率0.71倍
県南計　　　　　定員1,080人　志願者　953人　倍率0.88倍

会津※３、４　　定員　955人　志願者1,024人　倍率1.07倍
耶麻　　　　　　定員　480人　志願者　340人　倍率0.71倍
両沼　　　　　　定員　320人　志願者　220人　倍率0.69倍
南会津※２　　　定員　190人　志願者　101人　倍率0.53倍
会津計　　　　　定員1,945人　志願者1,685人　倍率0.87倍

いわき　　　　　定員2,400人　志願者2,333人　倍率0.97倍

双葉※２、４　　定員　147人　志願者　116人　倍率0.79倍
南相馬　　　　　定員　480人　志願者　382人　倍率0.80倍
相馬※２　　　　定員　400人　志願者　371人　倍率0.93倍
相双計　　　　　定員1,027人　志願者　869人　倍率0.85倍

県合計　　　　　定員12,572人　志願者11,930人　倍率0.95倍

※１　川俣高校を含む​
※２　志願者数は連携型選抜の志願者も含む
※３　猪苗代高校を含む
※４　定員は県立中学校からの進学予定者を除いた人数

旧郡をベースにある程度の区画になるよう分割してみましたが、宮城県と同様に、都市部が高く農村部が低い傾向にありますね。ただし、県北、県中といったより大枠の区画でみると、倍率が最大の県中と最小の相双とで0.17倍の差しかなく、宮城県よりも地域格差は小さいとも言えそうです。
にしても、県中以外の各地域で倍率1.00未満となるのか…少子化に加え県立高校離れがかなり厳しい状況に陥っているな…と痛感します。


地域格差と地域政策 ドイツとの比較において​