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テーマ:高校入試・高校受験(195)
カテゴリ:福島・宮城の地元ネタ
前のエントリで「逮捕者は十数年前からネットを駆使し、ブログやYouTubeで教育関係の本当にあることないこと具体的なデータを添えずに語っていました。」と書いていましたが、これ、実は福島県でも見られる事象です。
例えばこちらのブログ記事なんですが、いわゆる「自称進学校」について取り上げている訳ですね。御説はごもっともな部分もあるのですが、二つの点で、大きな疑問があります。 まず一つが、「自称進学校」というフレーズが、少なくとも現代においては否定的な文脈で捉えられていること。つまり「本物の進学校」の対義語として「自称進学校」が存在する訳で、どうしてもネガティブなイメージが付きまとってしまうのがこのフレーズを取り囲む現状と言えます。 そしてその上で生じるもう一つの疑問が、この記事にアップされた画像が実在する高校の正面玄関であること。つまり、ブログの内容では一切触れていないものの、画像の存在が「この高校は自称進学校である」と、当該高校を貶める内容になっているんですね。投稿された方にそのような意図はなかったとしても、察しの良い読者はそう判断しますね。間違いなく。 ハッキリ言って、このやり口は酷すぎます。少なくとも福島市や山形市ではそこまで踏み込んだ表現をブログで公開した教育関係者を寡聞にして知りませんし、仙台市では件の逮捕者が進学実績に優れた特定の高校をdisる傾向がありましたけど、彼以外の教育関係者は極めて穏当な表現に終始しています。 少なくとも、特定の高校の画像は、上げるべきではありませんでした。むしろ「その高校が『自称進学校』である論拠」を、具体的なデータを添えて徹底的に取り上げるべきでした。ただ、「自称進学校」の定義が、正直曖昧模糊なんですよねぇ(参考)。 地方公立進学高校の受験指導/中村知世著 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.10.24 10:55:51
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