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カテゴリ:GIS
システムソリューションのアイ.フロンティア(大阪市中央区)は、空間放射線量を測定し、リアルタイムに電子地図上に表示する、放射線量エリア測定システム「GG(ガイガーミューラー・GIS)メジャー」を2013年1月に発売する。
同製品は、任意の地点の放射線量とGPS(衛星から電波を受信し測位するシステム)からの位置情報を取込みGIS(電子地図上に様々な情報を重ね合わせて表示や分析するシステム)と連携させることにより、対象エリアの空間放射線量情報をリアルタイムに、かつビジュアルにノートパソコンの電子地図上に描画させることができるという。 従来、線量測定はモニタリングポストなど固定点による点の測定がほとんどだったが「GGメジャー」は、広域エリア内を車載走行しながら測定することにより、当該エリア内の各測定点をその集合である面として、指定するメッシュ(1辺100m四方~)単位に平均線量や最大最少線量等を電子地図上で主題図として表示することができる。 点としての情報のみではなく面としての情報として、視覚的直観的に状況分析することが可能になる また「GGメジャー」は、ソフトウェアパッケージ本体にGPS機能付きガイガーカウンターをバンドルしているので、ユーザはソフトウェアをインストールするためのノートパソコンと電子地図を用意するだけで簡単に放射線量の測定が開始できる。 点に加えて面としての線量情報を収集分析することにより、エリア内の空間線量の濃淡を視覚的に表現できるため地域内の線量状況が、より一層把握しやすいものになる。 さらに、普及タイプとして低コストでのシステム化を実現した。対応OSは、Windows XP/ 7。 「GGメジャー(付属品:本体ソフトウェア、GPS機能付放射線測定器)」の価格は、398,000円(税別)。 (産經関西より) ---------------------- ありそうでなかった機能。 こうしたツールの登場に、ここ最近の線量測定の需要拡大を再認識させられる。 市民による測定はあちこちで行われているが、それを地図化していくのはなかなか大変なこと。 位置の記録をとることはもちろん、地図上の正しい場所に値をプロットしていくのも専門的な作業になる。 GPSやGISと連動という方向性は極めて自然な流れといえるだろう。 まだ値段的には高価だが、こうしたツールが普及することで草の根的ボランティアで測定データを集めるwiki的な動きが加速するはず。 情報量が増えれば見えることも多い。 何かが変わるきっかけになっていけばいいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.11.18 00:59:39
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