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カテゴリ:地図・位置情報サービス
JBCCホールディングスの山田隆司社長のお気に入りアプリは、「鉄地図2011」だ。
全国の587路線、1万375駅を正縮尺で表示し、GPSで最寄り駅を探すことができる鉄道ファンにとってはうれしいアプリだ。 IT業界きっての“乗り鉄”である山田氏いわく、「移動中など路線図を眺めているだけでも幸せな気分になる」。 お勧め路線は、千葉県の小湊鐵道。 「なかでも養老渓谷駅は味のある木造の駅舎で、撮影スポットとしてはもってこい」と、乗り鉄だけでなく“撮り鉄”の横顔ものぞかせる。 「鉄地図」は、デフォルメされた路線図ではなく、正確な縮尺を地図上に示す点がファンの心をくすぐる。 「GPSで最寄り駅を調べて、そこから線路がどのように配置されているのかを確認することが楽しい」と、鉄道の神髄は線路にあるといわんばかりの“線路”へのこだわりようである。 (BCN Bizlineより) ---------------------------- 確かに位置情報アプリで鉄道に特化した地図は珍しいかも知れない。 と同時に、地図としての目的は限られる。 もちろんその目的に多くの需要があればそれでヒットするのが世の常であり、「鉄道」というコンテンツにはそのポテンシャルがあるということだ。 鉄道路線図というのはどうしても限られたスペースに効率的に収めようとするため、デフォルメが大きくなる。 そのデフォルメの方法も難しく、上手に作られたデフォルメ路線図は芸術といっても過言ではない。 しかし、先般新潮社がヒットさせた「日本鉄道旅行地図帳」はデフォルメでなく正縮尺を採用したのが売れ行き好調の秘密と言われている。 圧倒的な分かりやすさと、鉄道以外の位置情報との位相が正しいというのはGPS時代には必須なのかも知れない。 だからと言ってデフォルメの上手さを突き詰める美学も失いたくはないが… 「空間表現」というカートグラフィーの肝の部分でもあるので。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.17 00:29:05
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