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カテゴリ:地球科学
日本列島は12日も猛烈な暑さに見舞われ、高知県四万十市で午後1時42分、観測史上最高の41.0度を記録した。
これまで1位だった埼玉県熊谷市、岐阜県多治見市の40.9度(いずれも2007年8月16日)を6年ぶりに更新した。 この日は全国の927観測地点中、243地点で35度以上の猛暑日となり、猛暑日の地点を含む30度以上の真夏日の地点は今年最多の706地点に上った。 気象庁によると、41.0度を観測したのは四万十市に設置したアメダス(地域気象観測システム)。 四万十川の河口から数十キロ上流の愛媛、高知両県の県境の山に囲まれた場所にある。 10、11日も40度以上を観測し、3日連続で40度以上を観測したのは国内で初めて。 日本列島は地表付近から上空1万メートル以上まで太平洋高気圧とチベット高気圧が重なった背の高い高気圧に覆われている。 高気圧の中では下向きの空気の流れが生じ、雲の形成を抑えるうえ、下に行くほど空気を圧縮し温度を上げた。 さらに太平洋高気圧の配置が、南寄りの風を抑える「鯨の尾型」と呼ばれる形になり、四万十市を含む太平洋側の内陸部に高温を和らげる風が吹き込まず、山に囲まれた場所の空気は滞留気味になって暖められ続けたと考えられるという。 この日に40度を超えたのは四万十市だけだったが、大阪府豊中市で39.8度▽浜松市39.6度▽奈良県十津川村39.4度▽岐阜県多治見市39.3度−−など7地点で39度台を記録。 全国12地点でそれぞれの観測史上最高気温を更新した。 また、東京都内と周辺は夕方から大気の状態が不安定になり、局地的に猛烈な雨が降った。 都の雨量計では、午後6時台までの1時間に練馬区で92ミリの降水量を記録。 東京電力によると、午後7時15分時点で同区などで約1万2500世帯、横浜市都筑区で約1400世帯が停電した。 気象庁によると、今後1週間は西日本を中心に気温の高い状態が続く見込み。 (毎日jpより) ------------------------------ ここ数日の異様な暑さで更新あるか?と見られていたが、ついに41℃をマーク。 四万十のアメダスは3日連続の40℃越えでこれもすごい。 観測されたのはアメダス江川崎。 四万十市は広域だが、江川崎は四万十川に沿った内陸部。 ここ数日のデータが突出していることから、ネット上では観測環境や測器そのものの問題などの「ドーピング疑惑」もささやかれたが、なるほどそういうメカニズムかと。 今日は全般に西日本の気温が高かったようだ。 新記録はどちらかといえばいいニュースとして報道されているようだが、この暑さが続くようだとたまらない。 熱中症による死者も続いている。 暑さへの対応についてはやはりまだ周知が足りない。 一方の東京は連日の雷雨に見舞われて停電や冠水などの被害も出ている。 降る場所は局地的だが、昨日今日と雷が集中した地域は大きく変わっていない。 こちらも続くようだとちょっと嫌な感じだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.08.13 01:51:41
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