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カテゴリ:GIS
東京大学は、情報通信研究機構(NICT)、日立製作所とともに、位置情報とそれにひもづけられた統計値や地区名などの属性データからなる「G空間情報」の流通や利活用に向けたプラットフォーム開発に着手すると発表した。
「G空間情報」の「G」は「Geospatial(地理空間)」を指し、位置情報(たとえば緯度経度のように、空間上の特定の地点、または区域の位置を示す情報)と、それにひもづけられた統計値や地区名などの属性データからなる情報を指す。 東京大学、情報通信研究機構(NICT)、日立製作所は24日、総務省「G空間プラットフォームの開発・実証」事業を受託し、G空間情報を円滑に活用するためのプラットフォームの研究開発を共同で行うと発表した。この事業で構築するG空間プラットフォームとは、特性・分野別に集約されたG空間情報について、利用者が統合的にワンストップで検索・閲覧し、円滑な情報入手を可能とするシステムを指す。今年6月に閣議決定された「日本再興戦略」において、2016年度から運用を開始する予定。 このプラットフォームによって、特性の異なるさまざまなG空間情報を、利用者が統合的に検索・閲覧し、Webマップなどを用いて円滑に入手することが可能になる。また、約50種類にわたるG空間情報をWeb地図や検索画面を用いながらインタラクティブに扱うことができる。 今後は、経済活性化や防災・減災に関わる4つのテーマ(観光・農林業・集中豪雨対策・津波対策)について、G空間情報利活用の実証実験も行う。また、運用開始に向け、約50種類の基盤的・静的・動的なG空間情報を収集。これらのG空間情報は、プラットフォーム上で、Web地図や検索画面を用いながらインタラクティブに扱うことが可能になる。 (MarkeZineより) ------------------------------ 以前からことあるごとに構想は語られていたが本格的に発注されたのか。 豪華コラボだけに期待は大きいのだが、正直最終的に行き着く場所(最終的に何を実現したいのか)が見えない。 というのもプラットフォームはあくまでもプラットフォーム。そこに何を載せてどう共有するのか、また共有することの先に何があるのか、多くの人に見えていないように思う。 「特性・分野別に集約されたG空間情報について、利用者が統合的にワンストップで検索・閲覧し、円滑な情報入手を可能とするシステム」で何が生まれるのか、この研究を通じて具体像を示すことができるのだろうか。 今でもプラットフォームとなり得るベースの仕組みは色々あるわけで、あえてこのプラットフォームを立ち上げる意味を伝えてほしいところ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.12.26 01:47:07
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