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カテゴリ:地図・位置情報サービス
米Googleは現地時間2015年7月21日、地図表示サービス「Google Maps」に新たな機能「Your Timeline」を追加したと発表した。過去に訪れた場所を手軽に表示して思い出すことができる。同日より、段階的に利用可能にする。
Your Timelineでは、特定の日付を指定すると、例えば昨年の旅行で訪れた観光地や巡ったルートが地図上に表示される。時系列に沿った移動履歴を、移動手段とともに確認することも可能。「Google Photos」と連係するため、その場所で撮影した写真も表示される。 Your Timelineはユーザー本人のみ閲覧可能。特定の日付や場所、履歴全体を削除でき、編集したルートを「お気に入りのランニングコース」のように自由にタイトルを付けて保存することもできる。 Your Timelineは、まずGoogle MapsのWeb版とAndroid版で提供を開始する。利用するには、Googleアカウントの「Location History(訪れた場所)」を有効にする必要がある。 GoogleはYour Timelineの活用方法として、「昨年の夏に訪れた美術館や数カ月前に偶然立ち寄ったバーへの道のり、車を停めた場所などを簡単に思い出せる」といった提案をしているが、一部米メディア(Wall Street JournalやEngadgetなど)はプライバシーの懸念を指摘している。もしユーザー本人以外がスマートフォンやコンピュータをロック解除できた場合、日常的な行動が簡単に知られてしまう。米Gizmodoは、Googleアカウントのログインにおいて2段階認証プロセスを有効にするよう勧めている。 (ITproより) ------------------------------ 人生のトラッキングとでもいえばいいのだろうか。 自分自身のログがあるというのは便利でもあり、不都合でもあるわけで、そのあたりが人の人たる所以かもしれない。 この機能が便利なのは、人が忘れる生き物だからでもある。 かくいう自分も、つい1週間前の行動が思い出せなかったりする。 ログを見ることで例えば交通費の清算や週報や月報を書く場合などは楽になるのかもしれない。 一方で人は忘れることで前に進める生き物でもある。 毎日が順調にまわるのであればそれもいいが、上手くいくこともあれば上手くいかないことだってある。 過ぎたことをいつまでも引きずりすぎるのも不健康なことだ。 例えば昔の彼女との行動がすべてログに残っていたとしたらどうだろう。 日記や写真のような断片的な(あるいは情緒的な)思い出と違って、ログはある意味生々しい。 もちろんプライバシーの問題もからんでくる。 万が一不正アクセス等で自分のログを人に見られるとすればいい気はしない。 一方、たくさんの人のログをビッグデータ化して傾向分析やマッチングなどでビジネスにつなげたいという思惑は多くの人が持っているだろう。 どう使いどう管理するのか、その辺りは課題になっていくのではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.07.24 02:22:40
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