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クールシェアとは文字通り、涼しさを分かち合うという意味で、2011年の東日本大震災をきっかけに多摩美術大学デザイン学科堀内ゼミのアイデアから生まれた活動です。
夏の省エネ、節電のためにも“みんなで一緒に涼しくなろう”という試みで、「エアコン消して 涼しいところに集まろう」を合言葉に、年々広がりを見せています。 2012年には環境省との連携が始まり、2015年の今年は九都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市)が参加してクールシェアを推進しています。(9月30日まで) 最も暑い昼間の時間帯に、電力消費量が増えて停電になることを防ぐのも目的の一つ。 まずは、自宅のエアコンのスイッチを切ることから始まります。 ポイントはどこでどのように過ごすか、です。 ●まちでクールシェア 地元のお店やカフェなど、地域に密着した場所に集まって涼みます。町おこしの側面もあり、お店によってはおトクな特典があるところも! ●施設でクールシェア 公民館や図書館など公共の場所に出かけて、仕事をしたり読書をしたり。デパートやショッピングセンターなどの商業施設もエアコンが効いているので快適です。 ●自然でクールシェア 豊かな緑や土、水辺などの自然が多いスポットは体感気温が低いので、のんびり涼むことができます。土の地面とアスファルトの道路では表面温度にかなりの差があるんですよ。 ●お家でクールシェア 家族が一つの部屋で過ごすことでエアコンの稼働を減らす取り組みです。ご近所のお宅に集まっておしゃべりすれば、コミュニケーションも深まって立派なクールシェアに。 モバイル版のシェアマップではGPSでシェアスポットをチェックできます。ぜひ活用してみてくださいね。 2007年に当時の国内最高気温である40.9度を記録した埼玉県の熊谷市。暑さ対策日本一の町として、いち早くクールシェアに取り組んできました。 クールシェアスポットとして、独自のサービスを提供する飲食店や公共の施設の場所がわかる地図(シェアマップ)を毎年作成。暑くなると、街中には水色ののぼりが立ち、該当のお店にはステッカーを貼るなど、一目でわかる工夫がされています。 冷やしシャンプーをサービスする美容室、うちわや塩飴を提供するお店……、中には熊谷名物のかき氷、“雪くま”が割引になるお店もあるそう! 休息所として利用できるスポットも紹介するなど、地域を上げて熱く活動しています。 今では町おこしだけでなく、クールシェアの考え方が浸透してきたそうですよ。 熱中症対策や節電対策に、まだ未体験の人はぜひ参加してみてはいかがですか? もちろん、資格や参加料は不要です。 みんなで楽しくクールシェアできるといいですね。 (tenki.jpより) ------------------------------ マップによりクールシェアスポットを紹介するというのは面白い試み。 2011年に原発事故に伴う電力使用制限の関係で都市部を中心に多くの人が電力量に気をつかったことは忘れられつつあるが、電力使用の問題はもちろん、エアコンが稼働すればするほど熱放出が外気へ影響するわけで、シェアすることで稼働するエアコンが減るのは社会貢献の一つと言ってもいい。 そればかりでなく、この暑さの中外歩きなどをしていると、熱中症などの不安もある。 休憩スポットを見つける意味でもクールシェアマップは有効に使えそう。 クールシェアにも色々な形がありそうで、みんなで知恵を出し合うことも大切かなと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.08.02 00:34:18
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