ちずらぼのちずらぶ

昨日10月17日、御茶ノ水のワテラスタワーのゼンリン東京本社研修室で、地図交流イベント第1回「地図カフェ」を開催した。

主催は地図調製技術協会（地調協）なのだけど、地図会社を中心とした業界団体で、普段はどちらかといえば堅い活動が主。
しかしWebやスマホの普及でこれだけ地図を使う人が多い時代、業界内の活動（それはそれで重要）だけではなく、地図の作り手も少しはアピールをしなければならないし、それ以上に普段地図を使ってもらっているユーザーや地図好きの人たちと何らかの交流ができないかということで企画した。

とはいえ、こうした一般向けイベントには何のノウハウもない。
定員50人が埋まるかどうかを心配していたが、お陰様で60名を越える皆さんに参加頂けて、何とか恰好がついた。
集まって頂いた皆さんには本当に感謝だ。

第1回はゲストに著書『地図趣味。』が好評な杉浦貴美子さんを迎えた。
地図愛に満ちた方で、初回にふさわしいと思ってお願いしたところ快諾頂けた。
杉浦さんはすごく「空気」を持った方で、この方が話すだけで会場がやさしくリラックスした雰囲気になれる。
主催が堅い業界だったのにもかかわらず、杉浦さんの力で少しはカフェらしくなったんじゃないかなと思う。

また、「カフェ」を銘打つなら何か特別なものを出そう、ということで伊豆半島ジオパークで人気を集めている「ジオ菓子」を取り寄せてお茶菓子としてつけることにした。
ジオガシ旅行団の鈴木美智子さんと連絡をとると、お忙しい中ながら当日も来て頂けるということになり、ジオ菓子の説明やアピールもして頂いた。

この日はテーブルの島を中央に、それを囲むような形で椅子を配置した。
テーブルの上には業界の各社が持ち寄った地図グッズ。
第2部は杉浦さんと私（この日は店主を務めさせて頂きました）がテーブルの周りを移動しながら、置いてある地図グッズについてあれこれ語り、それを出品社がフォローして説明するような形。
グッズだけでなく、普通の地図の展示コーナーも設けて、そちらについても同じように回った。

最後は交流タイムを設けた。
ゲストの杉浦さんも含めて、地図会社の人々と来場された皆さんが自由にコミュニケーションをとる時間。
それが今回の目的でもあった。

また、この日の来場者は業界でも有名な方や、テレビなどマスコミでも有名な方々がたくさんいて、進行も大いに助けて頂き、また交流タイムでも皆さんに喜んで頂けたのはありがたいこと。
日経さんの取材も入るなど、第1回として何とか形になってよかった。

やってみないと分からない部分も多分にあって、反省点も色々と出た。
ともあれ、第2回、第3回と続けることでノウハウを少しずつ重ねていきたいところ。

あらためまして皆さまありがとうございました。

当日のツイートをまとめましたのでこちらもご覧ください。