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カテゴリ:地図作成
NVIDIA、 ゼンリンと日本向け HD マップ整備に対する AI の活用について共同研究することで合意(NVIDIAプレスリリース)
アメリカの半導体メーカーであるNVIDIAがゼンリンと自律走行車両用の「Cloud-to-Car」のHDマップソリューションについて共同研究することで合意した。 共同研究の対象はデータ収集を行う車両側とクラウド側の両方における一連のプロセスを含む。 ゼンリンは、計測車両から取得した道路画像と点群データ等が含まれる同社のビッグデータとNVIDIAのAIテクノロジーを融合することで、非常に短いリードタイムで広範囲のHDマップを自動車メーカー各社に提供できると期待を表明しており、地図作成のためにNVIDIA技術をデータセンターに統合したとされる。 なお、NVIDIAは世界の地図企業と測量、マッピング、データのやり取りを行ないクラウド上のマップを更新することを示しており、既に中国のBaiduとヨーロッパのTomTomとの協力が発表されている他、ゼンリンと同時にHEREとの協力も発表しているように、地図製作に関しては全方位的な展開を見せている。 日本では自動運転に対応するダイナミックマップの整備運用について、昨年設立されたダイナミックマップ基盤企画株式会社を中心に動いており、そこには地図ベンダーや測量会社に加えて自動車メーカーも参画している。 しかしここへきてNVIDIAばかりでなく、先日HEREに出資したインテルや、自動運転技術の実現にむけたEsriも含めた複数の企業と合同発表を行ったマイクロソフトなど、IT企業が統合的な関わりを模索する動きを見せている。 今年は自動運転周りで世界的な業界再編的なさまざまな大きな動きがありそうな予感がある。 <参考記事> 自動運転で大手半導体メーカーが火花、「NVIDIA陣営」に独Audi、独ZF、独Boschが参加(ITpro) 自動運転技術で「10兆ドルの産業に革命を起こす」、NVIDIA ジェンスン・フアン CEO基調講演(CarWatch) マイクロソフト、自動運転技術の実現にむけた共通のビジョンを他社と合同で発表(IoTニュース) インテル、デジタル地図会社HEREの株式の15%を取得へ(ZDNet Japan) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.01.06 21:00:31
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