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実録・連合赤軍

2008年09月01日
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カテゴリ:実録・連合赤軍
オリンピックが終わって話題になるのは選手たちの去就。
選手を続け、次への飛躍が期待されるか、引退か、そして
別の世界への転進か。
2000年のシドニー・オリンピックで銀メダルを獲得して、
「めっちゃ悔しぃ~!!」「金がいいですぅ~!!」という流行語
を生み出した田島寧子は、その後引退して女優へと転進した。
当時はマスコミではずいぶんと冷ややかな反応であった。
その彼女、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」に出演
している。
革命左派の早岐やす子役である。その過程で処刑される役で
ある。
この映画といい、かってのメダリストであることといい、
話題になってもいいはずであるが、田島がこの映画に出演して
いることはほとんど話題になってない。










最終更新日  2008年09月01日 00時42分27秒
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2008年08月06日
カテゴリ:実録・連合赤軍
村上春樹について書いたら、コメントをいただき、
ありがとうございます。
実は村上春樹については過去にも書いたことがあり、
ここ」と「ここ」と「ここ」に書いているのである
が、実際に読んだ村上作品はこのときから変わってい
ない。
秀0430さんが村上作品のキーワードは「ある種の
喪失感」であるという趣旨のことを書いておられ、私
が「孤独」と「喪失」だと感じたことは間違ってはいな
かったと思った。
その「孤独」と「喪失」が何に起因するものか。それに
ついてはおそらく多くの意見があると思うが、「連合赤
軍事件」とそれによる学生運動の崩壊や若者文化の変質
は、その要因のひとつではないかと思う。
彼自身が連合赤軍事件をどのように考えたのか、また、
若松監督の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を
どのように評価したのか知りたいところである。
(彼のこの作品の評論文が掲載されているものはないの
だろうか?)

団塊の世代であり、あの学生運動をリアルに体験してい
るであろう彼だからこそ、作品の「喪失感」は表現できて
いるのではないかと思う。






最終更新日  2008年08月06日 08時13分03秒
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2008年07月14日
カテゴリ:実録・連合赤軍
映画「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」のエピローグでは
あさま山荘事件後の赤軍兵士たちのその後が字幕と共に語られ
る。それは2001年の重信房子の日本赤軍解散まで語られるが、
ここには赤軍を中心とした動きしかない。
世間では「連合赤軍事件」と呼ばれながらあれだけの衝撃と影響
を与えながら、その後、これらへの言及や動きは全くない。
私は、この映画のエピローグを見ながら、そこに日本社会の不健
全さを強く感じた。それは、連合赤軍事件、いやあの全共闘運動
自体もまるでなかったかのようにふるまう人々とその時代の空気
である。もちろん、私もその一人である。
「勇気がなかった」のは、連合赤軍の若者たちだけではなく、日本
のすべての人々である。
まるであの事件などなかったかのような70年代後半以降の日本とい
う社会の不健全さ・・・。






最終更新日  2008年07月14日 01時04分19秒
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2008年07月12日
カテゴリ:実録・連合赤軍
若松孝二監督が「実録・連合赤軍」を作ったきっかけとして
最大のものは「突入せよ!『あさま山荘』事件」を見たこと
だと自身が述べている。
私もこの映画を見ているが、機動隊に代表される警察は一体
誰と、何の為に戦っているのか全く描いていない。山荘内部
の連合赤軍のことを全く描いていない為に非常に説得力のない
映画になっている。
「突入せよ!」と「実録・連合赤軍」の二つを見ると、これら
からあるひとつのことが浮かび上がってくる。
それはどちらも「組織」というものが人を翻弄していくという
「組織の持つ魔性」ともいうべきものである。
「突入せよ!」で描かれるのは、警察側はまずは連合赤軍の兵
士たちではなく、己の属する組織との戦いを強いられる。
組織間の縄張り争いと成員間のコミュニケーション不全である。
それと同じことは「実録・連合赤軍」でも描かれる。連合赤軍
の兵士たちもまた組織の綱領とめざす革命の概念にとらわれて
味方である仲間を死に至らしめる。
警察は連合赤軍を制圧したかも知れないが、それはあくまでも
表面的なものであり、実際にはどちらもそれぞれの組織の中の
論理に翻弄されていたのではないか。
実際には連合赤軍も警察も共に組織に負けていたのではないか。






最終更新日  2008年07月12日 01時55分20秒
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2008年07月09日
カテゴリ:実録・連合赤軍
1972年2月に2つの刑事アクション映画が公開された。

「フレンチ・コネクション」
「ダーティハリー」

その後、このジャンルの代表作と言われることになる
これらの作品が同時期に公開されたことは興味深いが、
もうひとつはある事件と重なっていることにも着目
したい。
それは「連合赤軍によるあさま山荘事件」である。
もちろん、これらが重なったことは偶然ではあろうが、
何らかの影響があったことは確かであろう。

この二つの映画は大ヒットしている。
描かれているのは暴力的ともいえるモーレツ刑事の
捜査活動である。
捜査の対象は麻薬王と言われる実力者であり、人を
殺すことに生きがいを求める殺人者である。どちらも
背景に社会の矛盾などを設定していない。これは当時
のアメリカン・ニューシネマ全盛の時期には極めて
珍しい描き方である。
そして、刑事たちの捜査活動を妨害するものは警察の
官僚機構であり、刑事たち、とりわけハリー・キャ
ラハンはそれへの憎悪もすさまじいものがある。

体制の悪のひとつである官僚機構、それへの戦いゆえ
に捜査活動はエスカレートするが、観客の眼には「憎む
べき暴力刑事、国家権力の犬」から「体制と犯罪に向け
て戦う男」へと転じて、共感を生むことになる。

もしかしたら、あさま山荘にたてこもる連合赤軍の兵士
たちへの物量を伴った暴力的な攻撃、その後に続く赤軍
や学生運動の各セクトへの暴力的なまでの強制捜査への
反感や批判を、これらの刑事アクションへの共感がいく
らかでも和らげることになったのかも知れない。

もちろんこれはあくまでも想像であり、確証はないが、
ヒット映画の社会に与える影響としては、そういう一面
もあったのではないかと思う。
あさま山荘事件が発生したとき、「フレンチ・コネクシ
ョン」は既に公開中であり、「ダーティハリー」の公開は、
あさま山荘事件が終結する2日前の2月26日である。
大ヒットしているゆえ、この映画を見た後に自宅のテレビ
で事件の報道を見た人も多いのではないか。

もちろん、そのことがこの二つの映画の良質さを損なう
ものではない。
私自身、これらの映画は大好きである。










最終更新日  2008年07月09日 07時17分39秒
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2008年07月06日
カテゴリ:実録・連合赤軍
実を言うと、これまで
坂井真紀
酒井美紀
水野真紀
水野美紀
の区別が非常に困難であった。
但し、水野久美だけは確実に区別が
ついていた。

しかし、遠山美枝子を演じたことで
坂井真紀は鮮明に記憶された。
彼女のことをいろいろと調べると、テレビ
ドラマの降板で、テレビ出演が激減し、
とりわけジャニーズ事務所のタレントとの
共演は皆無になったという経歴があること
を知った。
この「実録・連合赤軍」出演へは自ら志願
することからもなかなか骨のある女優のよう
だ。次の出演作も期待したい!







最終更新日  2008年07月06日 08時38分03秒
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2008年07月05日
カテゴリ:実録・連合赤軍
映画のガイドでもあり、メイキングを示したものでも
ある「若松孝二 実録・連合赤軍あさま山荘への道程」
(朝日新聞社)という本に出演者の言葉があり、そこで
坂井真紀は「憧れの若松孝二監督の作品に出ることがで
きた喜び」と「この映画のオーディションがあることを
教えてくれた佐野史郎への感謝」が述べられていた。
坂井真紀が自ら志願してこの映画に出演したことがわかる。
彼女が遠山美枝子を演じたことによって、この映画の持つ
表情がひとつ増え、観客を映画の世界に引き込む扉を設定
することが出来たと思う。
彼女の熱演によってこの映画は非常に魅力的な悲劇の青春
映画という側面を持つことが出来たと思う。








最終更新日  2008年07月05日 08時57分07秒
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2008年07月03日
カテゴリ:実録・連合赤軍
「仁義なき戦い」と「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」の
二つの映画の共通点として「登場人物たちに全く共感できない」
という点があげられる。
「仁義なき戦い」の登場人物たちのキャラクターは実に面白く
同時に演じる俳優たちも生き生きと演じており、見る者をひき
つけることは確かだ。それは人間が本来は隠しておくべき面を
臆面もなくさらけ出しているその過激さへの面白さであり、人
間としての共感ではない。むしろ、自分が、あのような面を
さらけ出してみっともないことになってないかのチェックとし
て有効なのである。
「実録・連合赤軍」の人物たちも、思想的には共感できても、
人間としてはほとんど共感できない。ここは己の中に「森的
要素」や「永田的要素」がないかをチェックしておきたいと思
わせるものがある。
そんな中で観客が最も感情移入できるのが遠山美枝子であろう。
その遠山はあまりのナィーブであった。それが彼女への「総括」
へと結びついたのではなかろうか?
遠山美枝子に最も近い人物を「仁義なき戦い」の中から探すと
すれば、「広島死闘編」の命じられるままに殺人鬼となって、
挙句は組織から裏切られる山中正治(北大路欣也 )ではなかろ
うか。










最終更新日  2008年07月03日 01時48分45秒
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2008年06月30日
カテゴリ:実録・連合赤軍
終戦直後から復興のシンボルである東京オリンピック
までを描いたのが「仁義なき戦い」(5部作)。
それと重なるように60年安保から連合赤軍事件までを
描いたのが「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」。
そして、それから20年後以降現在までを描いたのが
「ぐるりのこと」。
それぞれ日本が決していい方向に進んでいないことを
描いている。
「ぐるりのこと」の橋口亮輔監督は、イラクで人質に
なった日本人が帰国したときに空港で若い女が笑いな
がら「自業自得」というプラカードを掲げていた光景に
ショックを受けたこともこの映画を撮る動機のひとつで
あると語っていることからも、この映画が日本社会の
変質に迫ろうとしていることは明らかである。






最終更新日  2008年06月30日 18時15分19秒
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2008年06月28日
カテゴリ:実録・連合赤軍
この映画を見て連想するのは、深作欣二監督の
「仁義なき戦い」である。60年安保から連合赤軍
が出来るまでの前半部分の展開と演出は、「仁義
なき戦い」を連想させるものがある。
考えてみれば、「仁義なき戦い」が公開されたのは、
連合赤軍事件が起きて、もうじき1年という時期で
ある。学生運動は、ほとんど壊滅状態であったが、
まだ残り火はあり、状況によっては爆発する火種は
残っていたと思う。
そんな時期だからこそ、この作品のダイナミックな
演出は「遅れてきた全共闘」に熱い支持を得たのか
もしれない。抗争の連続であるが、それは決して
外に討って出る性格のものではなく、裏切りと策謀
の連続であり、極めて内向きのものであった。
その意味からは「仁義なき戦い」は深作欣二監督なり
の「連合赤軍事件」への意思表示であったのかもしれ
ないし、若松監督自身も、今回の映画製作において
大きな影響を受けたのではないかと思う。







最終更新日  2008年06月28日 16時01分24秒
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