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カテゴリ:京都
<前回>
カプメイちゃんからのお題 千手観音の背中ってどんな構造なんですか? さてさて、困った質問。 寿宝寺さんのお背中はどうなっているのやら??? ウンウン唸っても埒があかず 不作法を承知で寿宝寺さんに電話っ。 ィヤ~、寿宝寺さんのご親切なこと。 お堂での説明同様、それはそれはまるで 万葉を思い起こすような和らいだお声で 寿宝寺さんの千手千眼観音さんのお手々の ことを教えていただきました。 「観音さまはお御足からお頭までのお身体は 1本の木からできておいでですが、1000本 のお手々は別です。最初の列のお手々は1枚の板を くりぬいて(彫る)います。次のお手々の列も 1枚の板をくりぬいて、次もというふうに列ごとに 1枚の板をくりぬいて、それを全部あわせて 観音さまのうしろにつけています」 こちらの寺庭さんは本当に、この観音さまを 愛しんでらっしゃるんでしょうね。 説明のはしばしに、観音さんを説明することが 喜ばしいことなんだという気持があふれています。 お話を聞いていてとても楽しくなりました。 一件落着 しかし、ちょっと待った~。 唐招提寺 千手千眼観音立像 じゃあ、唐招提寺さんの千手観音さんはどうでしょうか。 昨年、唐招提寺さんの平成の大改修の様子がテレビで 放映されました。残念ながらマムは見逃してしまいました。 そこで、「私のひとりごと」というブログを開設しておいでの 「ぴあの」さんにお願いして写真を借用してきました。 ぴあのさんよりの借用です 転載厳禁 ぴあのさんよりの借用です 転載厳禁 この唐招提寺さんの千手観音さんの御手の作業は 非常に神経を使うものだったときいています。 この御手は差し込み式のようですね。 カプメイちゃんのちょっとした疑問からですが、 奥の深い質問でした。これからなおいっそう 観音様のお後ろにも気持を注がなくてはね。 葛井寺千手千眼観音菩薩 う~!? この葛井寺(藤井寺)の千手千眼観音さんの お手々の整然としてきれいなこと。 このお背中はどうなのでしょうね。 マムの今期の課題ですっ。 観音寺さんへ、国宝の十一面観音菩薩さん 拝観へまいりましょう つづく 1月9日 滋賀高月・向源寺→滋賀近江八幡・長命寺1・2→京都・福田寺→京都・六角堂→奈良・興福寺 1月10日 奈良・融念寺→王寺駅前→奈良・海龍王寺→楠→京田辺・寿宝寺→お手々→京田辺・観音寺→京都・六角堂 注:唐招提寺千手千眼観音さんの解体写真二枚は 「私のひとりごと」のぴあのさんからの借用です。転載厳禁です 。クリックされるとぴあのさんのぶろぐへジャンプします。 *カプメイの独り言はこちらをクリックしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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