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くれーじーくえいる ぶろぐ

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2008.03.22
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 今回のガンダム00はリアルタイムで見る予定だったのですが、所用で午後から職場に出向いていたのと風邪の引き始めの体調不良で結局録画チェックすることに・・・ちなみに次回の最終回も昼勤中なので録画決定です。

《第24話  終わりなき詩》

 2年前、"ヴェーダ"によってソレスタルビーイングのガンダムマイスターに選ばれたソラン・イブラヒムは"刹那・F・セイエイ"のコードネームを与えられ、GN-001ガンダムエクシアを任されることになった。まだ幼い彼にアレルヤとティエリアは懸念を示すが、ロックオンだけは真っ先に彼を受け入れた。「コードネームはロックオン・ストラトス。成層圏の向こう側まで狙い撃つ男だ。おまえもガンダムで世界を変えたいんだろ?」
 だが、そのロックオンは国連軍との戦いで斃れた。過去の記憶を思い出して刹那は号泣する・・・
 同じ頃、プトレマイオスと国連軍部隊の交戦の情報は留美の元にも届いていた。留美はあくまで冷静に状況を睥睨する。「世界はどちらに傾くのかしら・・・国連か、彼らか・・・?」

 ロックオンを失った憤りからプトレマイオスに戻った刹那を責め立てるティエリア。だが、スメラギは「敵がまだいるのよ。泣き言を言う暇があったら手伝って!」と彼の頬を引っ叩いて叱咤する。フェルトもまたロックオンのハロを抱いて悲涙に暮れる。
 一方、国連軍側も残存するGN-Xは残り12機となり、セルゲイはカティに撤退を進言するが、カティの元には国連軍司令部から増援と第2次攻撃の命令が届いていた。輸送艦内で休息するソーマは"羽根付き"のパイロットが自分の脳量子波の影響を受けていなかったことに気付き、完全体の"超兵"たる自分が出来損ないの被検体に負けるわけにはいかないと次の戦いでの決着に意気込む。
 プトレマイオス側は敵の次の攻撃に備え、GN粒子を散布する囮の衛星を複数放つ一方、残るガンダムの出撃準備を進める。キュリオスは飛行ユニットを除去、ヴァーチェは外装を外して"ナドレ"として武装を追加するが、現状で期待できる戦力は強襲用コンテナとエクシアおよびGNアームズだけ。そんな中、ティエリアはスメラギに次の作戦プランの提示を求める。ここで敵の擬似GNドライブ搭載モビルスーツを殲滅すれば世界に対して自分たちの力を誇示することができ、計画の継続も可能。リスクはあまりにも大きいが、それが自分たちガンダムマイスターの総意だと・・・スメラギは生き残る覚悟を感じ取る。
 一方、ハロのメモリーを通じてデュナメスがアリーのスローネ・ツヴァイと戦ったことを知った刹那。クルジスでの少年兵としての過去、「俺たちは存在することに意義がある」というラッセの言葉を思い起こした彼は一つの思いに辿り着く。「存在すること、それは生きること。亡くなった者たちの思いを背負い、世界と向き合う・・・神ではなく、俺が、俺の意志で」
 一方その頃、国連軍のGN-X部隊には新たな増援が姿を現していた・・・

 刹那たちガンダムマイスターの戦う意志を知ったプトレマイオスのクルーたち。フェルトは生き残る決意を込めて亡き両親とロックオンに宛てた手紙をしたためる。そんな彼女を見たクリスティナとリヒテンダールもふとお互いの親の記憶を思い起こす。コロニーに育ての親がいるというクリスティナ、軌道エレベーターの技術者だった両親を太陽光発電紛争で失ったというリヒテンダール・・・守秘義務とはいえ、彼らがお互いのことを話すのは初めてだった。
 フェルトは書いた手紙を手に格納庫内のデュナメスへと向かう。そこにはハロと共に刹那がいた。手紙をコックピット内に収めたフェルトは、刹那に「手紙を書きたい人はいる?」と尋ねるが、刹那は「いない」と一言。寂しいねと言う彼女に、刹那は「寂しいのはあいつだ」と言い、ロックオンのそばにいてやってほしいとハロをコックピットに収めてやる。と、そこへ敵襲を告げる警報が!

 再度開始された国連軍部隊の攻撃。12機のGN-Xに加えて、さらに7基もの擬似GNドライブを搭載した金色の巨大なモビルアーマー"アルヴァトーレ"の姿が! そのパイロットはアレハンドロだった。
 アルヴァトーレから発射された先制のビーム攻撃で右舷を損傷したプトレマイオスは、資源衛星を盾にしつつエクシアと強襲用コンテナ、キュリオス、ナドレを出撃させて応戦する。パトリックのGN-Xの前に立ち塞がるナドレ。キュリオスのアレルヤは"ハレルヤ"となってセルゲイとソーマのGN-Xに肉薄。一方、エクシアと強襲用コンテナはアルヴァトーレに攻撃を仕掛けるが、強固なGNフィールドに阻まれて傷一つ付けられない。逆にアルヴァトーレはビーム砲の2射目を発射、プトレマイオスはまたも右舷側に甚大な損傷を被り、モレノ医師もろともメディカルルームを失い、GNフィールドの展開も不能となってしまう。
 ナドレはトランザム・システムを発動させてGN-Xを翻弄し撃破していくが、アルヴァトーレからの3射目の余波で動きが止まった隙を突かれてメッタ撃ちに。「まだ死ねるか・・・計画のためにも、そしてロックオンのためにも!」それでもティエリアは中破のナドレを動かしてビームライフルを発射、肉薄しようとしたパトリックのGN-Xと相打ちに! 上半身を吹き飛ばされるパトリックのGN-X、一方ナドレも四肢と頭部を破壊されて宙を漂っていく・・・
 スメラギとイアンはプトレマイオスに接続された強襲用コンテナに移って援護射撃を続ける。そんな中、クリスティナはデュナメスのGNドライブとの接続に不具合があるとウソを言ってフェルトを一人コンテナに向かわせ、リヒテンダールと共に艦橋に残る。そこへGN-Xの1機が強襲、スメラギたちは強襲用コンテナを艦から切り離して応戦しようとするが、間に合わずGN-Xの銃口が艦橋に! リヒテンダールがクリスティナを庇うのとほぼ同時にGN-Xのビームライフルが火を噴く! スメラギたちの強襲用コンテナが辛うじてGN-Xを撃破するが、プトレマイオスの艦橋は破壊されてしまう。
 吹き飛ばされた艦橋の中で、リヒテンダールは左腕でクリスティナを抱きかかえていたが、彼の吹き飛ばされた右腕と右半身からは機械のパーツが・・・彼は両親が死んだ紛争に巻き込まれて半身をサイボーグ化していたのだ。「バカね、あたし・・・すぐ近くにこんないい男、いるじゃない・・・見る目ないね、私・・・」涙ぐんで彼を抱き締めるクリスティナだったが、彼女の背中には深々と破片が突き刺さっていた。ようやく繋がったスメラギたちとの交信に向けて、クリスティナは血を吐きながらフェルトに呼びかける。「ロックオンの分まで、生きてね・・・お願い・・・世界を、変えて・・・お願い・・・」そして、プトレマイオスの爆発に巻き込まれて消えていく二人。フェルトがクリスティナの名を叫ぶ――――――

 アルヴァトーレに立ち向かうエクシアと強襲用コンテナ。しかし、相手の強固なGNフィールドにまったく歯が立たない。ならばとラッセは強襲用コンテナをアルヴァトーレの鼻先に突っ込ませてGNフィールドの一端を強引にこじ開けるが、逆に相手が繰り出してきた二本の腕に捕らえられてしまう。アルヴァトーレのコックピットで勝ち誇るアレハンドロ。「忌々しいイオリア・シュヘンベルグの亡霊どもめ、この私、アレハンドロ・コーナーが貴様らを新世界への手向けにしてやろう!」
 ビーム攻撃が効かないと見てラッセはすぐさま離脱を決意、破壊される強襲用コンテナからGNアームズとエクシアを離脱させて再度アルヴァトーレに対峙する。刹那のエクシアは猛然とアルヴァトーレに挑む――――――
「エクシア、刹那・F・セイエイ、目標を駆逐する!」


△△△△△△

 フェルトが書いてた手紙が日本語だったのに吹いた今回ですが(笑)、本筋の方は笑うどころではなく、何やら"皆殺しの富野"ならぬ"皆殺しの水島"炸裂な展開に・・・(汗)
 ロックオン戦死の痛手も醒めやらぬうちに、今度はモレノ医師、さらにクリスティナとリヒテンダールまで失うことになってしまったソレスタルビーイング。驚いたことにサイボーグだったリヒテンダールですが、以前の時代錯誤な全身水着はそれを隠すための伏線だったのかなぁ。しかし、この世界では少なくとも外見からは判別が困難な程度の義体を製作する技術が確立されているのは間違いないようで、これはルイスの失われた左手を甦らせる伏線にもなりそうです。
 そんな彼に庇われてクリスティナは無事・・・と思いきや背中に破片が刺さってたというルイスの負傷並みの落とし方が実にあざとい(涙)自分たちを犠牲にしてフェルトを生かした2人に合掌。
 一方、予想通りというかロックオンの死を単独作戦に走った刹那のせいにしていた責任転嫁王ティエリア(苦笑)とはいえ、スメラギさんにビンタされてあっさり戈を引っ込めた辺り、初期の仲間を仲間とも思わない言動が目立った彼からすれば相当な成長でしょう。そんな彼の愛機ヴァーチェは前回の戦闘で装甲の損傷が酷かったため"ナドレ"形態で出撃するも結局大破することに・・・GNトライアルシステムという反則技を秘めた"ナドレ"の真価が結局生かされないまま退場というのはちょっと残念な気もします(まぁ"ヴェーダ"の埒外にあると思われるGN-Xに対して通じるかどうかはわかりませんが)ナドレもまたトランザムによって圧倒的な性能を発揮しましたが、もしヴァーチェから装甲パージでナドレになってさらにトランザム発動という流れだったらまんま仮面ライダーカブトのキャストオフ→クロックアップだったのにぃ(爆)
 何にせよ、母艦プトレマイオスと重要なクルーを失い、ガンダムも4機中3機が事実上損耗状態という状況で、スメラギ組はこのまま壊滅エンドへと落ちていくのでしょうか。

 一方の国連軍側も、ガンダム1機叩くのに26機中14機(+アリーのスローネ・ツヴァイ)を失う大損害。本来ならとっくの昔に全滅判定でセルゲイの具申の通り撤退すべきところでしょうが、あくまでここでソレスタルビーイングを殲滅するという国連軍上層部(=3陣営?)の意思表示なのか、増援を追加して作戦継続決定。が、その増援と称して送り込まれてきたのは、実に7基もの擬似GNドライブを搭載した巨大モビルアーマー!? というか、何の前振りもなしにそんなお約束の反則級ラスボスを自ら持ち出してきたアレハンドロさん頼むから空気嫁(爆)てか、拳銃からパイロットスーツからモビルアーマーさらには発射するビームとシールドまで全部金ぴかってどこのドロシー・カタロニアですか貴方(笑)しかし、よく見ると従者リボンズがどこにもいません。やはり彼は第1シーズン最終回で思わぬオチを担うことになるんでしょうか?
 一方、冒頭で堂々とマヌケ面を晒しつつも帰還してマネキン大佐を苦笑させ、"ナドレ"に対して「セミヌードのくせに!」と迷言を放ってくれた我らがパトリックでしたが、"ナドレ"と相打ちになった彼の悪運もついにここまでか? アリーはスローネ・ツヴァイ共々未帰還みたいですが、奴のことだから生きてるんだろうなぁ・・・

 戦いの果てに、有りもしない"神"ではなく自分自身の意志で世界に向き合って生きていくという答えに行き着いた刹那と、イオリア・シュヘンベルグを神気取りの理想主義者呼ばわりしながら自分自身が不遜にも神を気取ろうとしているアレハンドロが巧妙な対比になっていますが、それまでほとんど接点のなかった二極が最終回近辺でいきなり激突するって構図はガンダムSEED最終回のキラvsラウ・ル・クルーゼを思い起こさせます。


 さぁ、泣いても笑っても第1シーズンラストの次回、世界の鉄槌はソレスタルビーイングと国連軍のどちらに下されるのか・・・?





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Last updated  2008.03.27 09:57:48
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