くれーじーくえいる　ぶろぐ

『コードギアス　反逆のルルーシュＲ２』の後を受けてついにおっ始まった『機動戦士ガンダム00』第２シーズン！　待望の開始というのにどうも気分が乗りきれなくて今頃やっと第１話を録画で見ました（苦笑）

《#01　　天使再臨》

　地球連邦によって世界が統一された西暦2312年。地球連邦は更なる人類の統一を推し進めるべく、正規の地球連邦軍とは別系統の独立治安維持組織・アロウズを創設するが、連邦軍主力機のGN-XIII（ジンクスIII）に加えて新型モビルスーツ・AHEAD（アヘッド）を擁するアロウズは反体制勢力カタロンの小惑星拠点レゾルスを勧告なしに攻撃して壊滅させるなど、反連邦勢力に対して容赦ない攻撃を加えていた。
　カタロンにはアザディスタン共和国を去ったシーリンも参加していた。レゾルス壊滅の報を受け、シーリンは幹部のクラウスに同志救出作戦の延期を提案するが、クラウスは屈することなく救出作戦の開始を早めることを決断する。

　地球連邦軍に大佐として籍を置くセルゲイは、旧AEUのカティ・マネキン大佐からアロウズに転属することになったとの知らせを受け、秘密の多いアロウズの内情を探ってもらうよう依頼する。セルゲイは成長したソーマに何か提案を持ちかけているようだが・・・

　新人の宇宙技師となった沙慈は、ラグランジュ４のコロニープラウドでコロニー建造の現場に立って働いていた。だが、同僚の一人がカタロンの内通者として治安当局に逮捕され、沙慈も巻き添えで逮捕されてプラウドの高重力工業区画に送られてしまう。
　そんな中、カタロンはコロニープラウドに拘束されている同志の救出作戦を開始。だが、その情報を得たアロウズは無人対人兵器オートマトンを装備したモビルスーツ部隊を投入してカタロンに対する掃討作戦を開始する。その部隊の中には准尉としてGN-XIIIに搭乗するルイスの姿が・・・一方、アロウズの動向を察知したソレスタルビーイングの新型母艦プトレマイオス２もラグランジュ４へと赴く。その中にはラッセとフェルト、イアンとその娘ミレイナ、そして新たなガンダム・セラヴィーを擁するティエリアの姿があった。
　一方、そのプラウドの高重力区画には一足先に刹那が潜入していた。ここも狙われていると刹那が察したその時、カタロンの輸送艇がリアルド部隊を展開しつつプラウドの発着場に突入して救出作戦を開始した。しかし、そこへアロウズのアヘッドとGN-XIII２機が強襲、アヘッドが高重力区画に投入した多数のオートマトンは逃げ惑う収容者たちを機関銃で容赦なく殲滅していく。危うくオートマトンの１機に狙われそうになった沙慈だったが、間一髪で駆け付けた刹那が爆弾を投げ付けてオートマトンを破壊した。助かった沙慈はノーマルスーツを身に着けたそれが刹那だと気付き、刹那もまた沙慈との思わぬ再会に驚く。
　外の宇宙ではアロウズのアヘッドとGN-XIIIがカタロンのリアルド部隊を圧倒しつつあった。初陣のルイスもリアルドの１機を仕留めるが、コックピット内の彼女の息は何故か荒い・・・
　沙慈を連れて必死にオートマトンの追撃から逃れる刹那。少年兵だった頃の記憶を思い起こした刹那は、あの頃から世界が何も変わっていないと確信する。「こんなもの求めていない、ロックオンも俺も、こんな世界など！」
　何とかエアロック区画に逃れた刹那と沙慈。そこには左腕を失い各所を補修したガンダムエクシアの姿が！　沙慈は刹那がソレスタルビーイングのガンダムマイスターだったことを知って愕然となる。刹那はエクシアに乗って出撃、アロウズのアヘッドに戦いを挑む。一方、ガンダムの出現に感応するかのようにGN-XIII内のルイスは頭を抱えて苦しんでいた・・・
　アロウズを駆逐すべく戦うエクシアだったが４年のブランクは大きく、アヘッドの攻撃に翻弄されて大破してしまう。だがその時、ティエリアの乗るセラヴィーが駆け付けてエクシアを救った。GN-XIIIの１機をセラヴィーに撃破され、アロウズは動けないルイス機を回収して撤退する。
　プラウドにガンダムが現れたと知ったクラウドは、彼らに感謝しつつこれを好機と捉える。シーリンは自分たちが武力介入の対象になるのではと懸念するが、クラウドは彼らは自分たちと志を共にする者だと言う・・・

　プトレマイオス２に回収された刹那は改めてティエリアと再会し、お互いの無事を確認する。そこへ同じく収容された沙慈が割って入り、５年前のソレスタルビーイングの武力介入によって多くの人々が死に、自分も姉・絹江と恋人のルイスを失った憤りを刹那にぶつける。怒りに任せて刹那の拳銃を奪い、二人を返してくれと叫びながら銃口を向ける沙慈だったが、刹那はただ無言で佇むだけ・・・

　ガンダムの再来を知ったアロウズのグッドマン准将は、これで自分たちの必要性がより高まると考える。一方、収容されたルイスは発作を抑えようと必死に薬に縋っていた。同じ頃、地上のどこかの施設にいたリボンズはルイスの異変を察している様子だったが、そこへ王留美が面会に訪れる・・・
　アロウズが新たなガンダムと接触したとの報は全世界に報じられ、アザディスタンのマリナ王女やスメラギもそれぞれの居場所でそのニュースを目にする。そして、アロウズの制服に陣羽織のような衣装を纏った仮面の男もまた期待を込めて呟く。「そうか、現れてくれたか・・・自分が乙女座であったことをこれほど嬉しく思ったことはない！」
　一方、セルゲイの家にはソーマをアロウズに迎えるべく彼の息子のアンドレイ少尉が訪ねてくる。アンドレイがアロウズに属していると知って驚くセルゲイだが、アンドレイは父の疑問に答えなかった・・・

　プトレマイオス２の一室で膝を抱える沙慈に声をかけるティエリア。人を殺せば彼らと同じになると、沙慈は結局刹那を撃てなかった。だが、刹那が助けなければ沙慈はカタロンの一味として処刑されていたかもしれないのも事実だった。「君は現実を知らなさすぎる。自分のいる世界ぐらい自分の目で見たらどうだ？」ティエリアは沙慈に言葉を投げかける・・・
　一方、刹那は格納庫で新たな機体・ダブルオーガンダムと対面した後、地球に降りてある人物と接触する。その人物とはカタロンに所属するライル・ディランディ。刹那は自分がソレスタルビーイングであることを明かすと、ライルに"ロックオン・ストラトス"としてガンダムマイスターとなるよう促す――――――

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　第１回ということで総じて情報と伏線詰め込みまくりの印象が強いですが、戦闘シーン等のクオリティは相変わらず良好で、何とかついていけそうです（笑）

　ソレスタルビーイングによる全紛争への武力介入劇を経て、地球連邦という新たな世界秩序が樹立された西暦2312年。４年前の最後の戦い以来、静かに世界の行く末を睥睨していた刹那は、反体制勢力を力任せに弾圧する地球連邦の独立治安維持部隊・アロウズの姿に世界は何も変わっていないと確信、上辺だけの統一された世界を打破すべく動き出す・・・それは４年間の雌伏の時を経たソレスタルビーイングの復活の烽火でした。
　顔見せの第１話で刹那の乗機としてまさかの登場を果たした魔改造ならぬ魔修理状態のエクシアですが、流石に４年のブランクは大きく、アロウズの誇る新型モビルスーツ・AHEAD（アヘッド）とGN-XIII（ジンクスIII）の前に敢えなく大破。しかし、ある意味では刹那の新たなる力・ダブルオーガンダムへの世代交代を告げる明確な演出でもありますね。
　一方、一足先にお披露目となったティエリアの新たな機体・セラヴィーの背中には何故かでっかいガンダム顔が！（笑）ホビージャパン誌で連載中のガンダム00Vでは、かつてのナドレが搭載していたトライアルシステムを拡張した派生機体が登場しており、セラヴィーはそれを受け継いだ機体であることが推測できます。というかエンディング映像でナドレらしき機体が堂々と出てるし・・・
　死んだはずのロックオンが今作で登場する経緯が気になってましたが、どうやら大方の予想通り、今は亡きニール・ディランディの弟ライルが"ロックオン・ストラトス"の名を継いでガンダムマイスターとなるようです。ライルが反政府組織カタロンの一員で、カタロン幹部のクラウスがソレスタルビーイングを「私たちと志を共にする者」と呼んでいた辺り、ソレスタルビーイングとカタロンの間には尋常ではない関連性があるようです。
　一方、アレルヤは何処かの施設で囚われの身となっているようで・・・また、いつの間にかビリー・カタギリらしき人物とそんな仲（笑）になっているスメラギさんとか、リボンズに近付く留美嬢とか、相変わらず背後関係は複雑ですね。

　前シリーズにおいてソレスタルビーイングを巡る一連の事件に色んな意味で翻弄された民間人のポジションだった沙慈は、４年の時を経てようやく奇妙な隣人の裏の顔を知ることになりました。沙慈にとっては姉・絹江と恋人ルイスを失ったきっかけともいえるソレスタルビーイングに敵意を抱くのは致し方ないところですが、思わぬ形でそのソレスタルビーイングに接することになった彼に対して世界は何を見せるのか？

　対して、何やら背後にリボンズの影がちらつく地球連邦の独立治安維持部隊・アロウズ。ルイスは何の思惑か准尉としてアロウズに属するという前シリーズからは想像も付かない展開ですが、何か心身的改造を加えられているのか、ガンダムの出現に感応するかのように恐慌状態に陥って必死に薬を飲み下す様が痛々しい・・・彼女と沙慈の道は再び交わることができるのか？
　一方、地球連邦軍の大佐となったセルゲイはアロウズの得体の知れなさを警戒しつつ、成長したソーマと良好な関係を築いているようですが、彼がソーマに持ちかけた"例の件"というのはもしかして養子縁組とかですかねぇ。しかし、他方でアロウズの士官となった息子のアレクセイとは微妙に断絶している雰囲気。アロウズの内情を探るというマネキン大佐の動向も気になりますが、そういえばあの噛ませ野郎はどうした？（爆）
　そして皆さんお待ちかね、どう見てものっけから正体バレバレな仮面の乙女座の人！（笑）今作でも色んな意味でトバしてくれることを期待してますよ～（待）

　ガンダム以外のメカ面では、この時代では旧世代になってるはずのリアルドとかが地味に活躍してたのが意外でした。まぁやられメカなんですが（苦笑）対してアロウズのアヘッドの遮光器土偶みたいなダサさといったら（苦笑）あと、ゾロゾロと出てきた無人対人兵器オートマトンは何だかカクカクしたイクストル（機動警察パトレイバー２に登場する無人武装ロボット）かカルディア（これまたパトレイバーに登場するシャフト社製無人警備ロボット）みたいでした。