くれーじーくえいる　ぶろぐ

　昨日渋谷区で発生した白昼の爆発火災事故。火元となった自宅兼事務所はＴＶや映画等で銃器等の特殊効果を手掛ける会社で、舞台で使用する銃器用の火薬の調合中に出火したとのことで、どこかの銃器エフェクト担当会社か何かかと思っていたら、どうやら『ブロンコ』だったようですね。

＊救出男性「火薬調合で爆発」＝２人死亡、５人重軽傷－東京・神宮前の火災、警視庁　＜Yahoo!ニュース／時事通信社＞
（注：Web上のニュース記事のため時間経過により削除される可能性があります）

　フィクション作品での銃器類の特殊効果といえば、納富喜久男氏率いる『BIG SHOT』の他、俳優および劇用刺青のデザイナーとしても活躍している栩野幸知氏、そして今回事故を起こしたビル横山こと横山信一氏率いる『ブロンコ』が３代巨頭だろうと勝手に思っている管理人です（笑）管理人が記憶しているところでは、藤竜也主演のテレビ朝日系の刑事ドラマ『裏刑事　-URADEKA-』（1992年放映　全12話）の銃器エフェクトをブロンコが手掛けており、毎回マニアックなチョイスの拳銃が登場していたのに一人興奮していた記憶があります（爆）

　火薬類取締法では火薬類の製造・貯蔵・販売には原則として都道府県の許可が必要ですが、取扱量が一定以下であれば無許可での取り扱いも可能です。今回の件では横山氏は製造・貯蔵等について許可を受けていなかったようで、火災の規模から見て貯蔵していた火薬も相当量と思われるため、今後火取法違反に問われる可能性がありそうです。BIG SHOTなどではこの辺どのような管理・運用をしているのか気になるところです。
　何にせよ、今後の展開次第では業界にも何らかの影響が出そうな事案ではあります。

　何はともあれ、亡くなられた横山氏のご親族のご冥福をお祈りしつつ・・・