カテゴリ:エセ軍事マニアの呟き
・・・・・・いや、どっちかってーとそれは海洋観測艦『しょうなん』の方が合ってる気はする(爆)
まぁそれはさておき、管理人が岐阜に出かけていた去る10月25日、神奈川県横浜市のユニバーサル造船京浜事業所にて海上自衛隊の新しい570t型掃海艇(平成20年度計画396号艇)が進水式を行い、『えのしま』(MSC604)と命名されました。 以下にYouTube海上自衛隊チャンネルより進水式の公式動画を。 *平成20年度掃海艇『えのしま』命名・進水式 <YouTube海上自衛隊チャンネル> (注:Web上の掲載動画のため時間経過により削除される可能性があります) 海上自衛隊の掃海艇は創設以来、磁気機雷への対処を考慮して木造船体を採用してきましたが、新しいえのしま型は前級のひらしま型掃海艇をベースに海自では初めてFRP(繊維強化プラスチック)製船体を採用したのが特徴です。海外の掃海艇では木造船体をFRPでコーティングしたものとかもありますが、えのしま型ではどういう構造になっているのか気になるところです。来月の『世界の艦船』誌辺りで載るかな? 従来の木造船体の掃海艇は概ね船齢15~20年程度で更新されてきましたが、FRP船体では構造寿命の向上により護衛艦並みの船齢30年程度まで運用可能になるようで、今後建造ペースを落としても現行の掃海艇部隊の勢力を維持できる計算になります。 なお、当初えのしま型では哨戒能力強化の一環として前甲板に遠隔操作式の30mm機関砲(海保のはてるま型巡視船等で採用されているMk44ブッシュマスターIIと準同型)を装備する予定でしたが、予算面と射撃管制にレーダー装置が必要なため機雷破壊に不向きとの理由により従来通りの人力操作式のM61バルカン 20mm多銃身機関砲に変更されるようです。そういえば、旧はつしま型掃海艇は4番艇『えのしま』(MSC652)から前甲板の20mm機関砲をエリコン製単装砲から現用のバルカン砲に変更した経緯があり、今回の新しい『えのしま』で機関砲の変更が実現していれば偶然とはいえ奇遇だったのにと思ったり。 えのしま型掃海艇は前級のひらしま型と共にうわじま型の後継として建造が見込まれるので、順当にいけば10隻前後まで建造されることになるでしょう。ひらしま型共々呉で見られる機会を楽しみに待つことにします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.10.31 08:49:47
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