くれーじーくえいる　ぶろぐ

　シネマコンプレックス最大手のTOHOシネマズが、来春に向けて映画の鑑賞料金を値下げする方針を固めたそうで、今月27日に正式に発表されるようです。

＊TOHOシネマズ、映画料金1,500円に値下げ　３月から試行　＜Yahoo!ニュース／フジサンケイビジネスアイ＞
（注：Web上のニュース記事のため時間経過により削除される可能性があります）

　現在の映画館の料金は一般：1,800円、大学・高校生：1,500円、小中学生以下：1,000円とどこも概ね一律になっていますが、TOHOシネマズではこれを18歳以上：1,500円、18歳未満：1,000円に統一する予定です。また、インターネットで座席指定予約すると100円を割引する制度も導入するようで、さらに現行のシネマイレージ会員割引（200円）と併用すると18歳以上1,200円、18歳未満900円でいつでも見られるようになります。一方、現行のレイトショー料金（20時以降1,200円）やシニア料金（60歳以上1,000円）については廃止か見直しを検討しているようです。
　当面は今年３月以降に栃木・長野・山梨・広島・長崎・鹿児島の６県で試験的に導入し、効果を検証した上で来春の全館導入を目指すとのことです。

　愛媛県下では新居浜市のイオンモール新居浜にTOHOシネマズ新居浜があり、各種割引サービスに加えてイオンカード提示割引（300円引）や毎月20日のお客様感謝デーでの同カード割引（1,000円）も利用できますが、来年新料金が導入されれば平日でも1,500～1,200円台で映画を見られるようになるわけですね。ただ、この新料金だと大抵1,500円に設定されている映画前売券を買うメリットはTOHOシネマズに限ってはあまりなくなってしまいそうではあります。
　ハイビジョンワイドＴＶの普及等で自宅でも映画を綺麗に見る環境が整いつつある現在、映画の興行収入が伸びているも関わらず観客動員数は頭打ちという状況だそうですが、これまでどこの映画館でも横並びになっていた料金を引き下げることで観客動員の掘り起こしを目指そうという今回のTOHOシネマズの挑戦は大いに注目したいところです。個人的には、愛媛県下でシネマサンシャイン６館を展開する佐々木興業が今後この流れに追従して何か手を打ってくるか期待したいですが・・・