子ども劇場首都圏
今日は子劇デー。事務局長、運営委員長、他例会企画部のメンバー数名とオリンピックセンターで開催の子ども劇場首都圏全体会と2009年度/企画作品説明会に参加してきました。 午前中の全体会議では、首都圏事務局から第8年度のまとめおよび申し合わせ事項、さらに第9年度の活動提案についての発表があり、参加劇場と創造団体皆でその内容について確認しました。8年度から微妙に前進したようですが、基本はこの3点で変わりないようです。●「子どもの文化圏」の保障を深める●0,1,2,3歳対象の「はじめてのおしばい」を丁寧に取り組む●舞台芸術との豊かな出会いを創る(鑑賞、表現ともに) 子ども劇場の関係者なら「当たり前すぎるほど当然の事」ですが、世間一般の意識とはまだ隔たりがあります。豊かな文化の中で子どもが育つ事、それ自体は否定しなくても(むしろ肯定している)文化は二の次三の次という現実があります。やはりどこか文化=贅沢で特別なもの、という意識が強いのだと思います。少子高齢化社会でしかも不況とあっては、行政側も後回しにせざるを得ないのかもしれませんが、ただでさえ数少ない子ども=日本の将来を担う人をまっとうに育てるためにも、文化を生活に密着した力強いものにしたいですね。個人的には、文化は空気みたいなものだと思っています。 午後は、2009年度企画作品説明会。うちの劇場内で1~2名ずつ4会場に分かれて、それぞれ3時間で14の創造団体のPRを見ました。とりあえず「ふむふむ」と興味深く拝見しましたが、ぜひこれを招聘したい!と心動いたものは…なかったかな。ごめんなさい。 2年前に運営委員を退任してから私の立ち位置は、劇場活動の中心から周辺へと移りましたが、時々は首都圏レベルの会議にとりあえず「居させてもらう」のもいいもんだな~と感じました。(←脳天気?)周辺や末端で活動していると、意識が「振られた役割をこなす」「手伝う」と消極的になりがちだし、それにつられて発想まで貧弱になりそうで嫌だったの。