Mur-Mur(ちょっと宣伝!)
10月9日にルネこだいらで上演予定の「Mur-Mur ミューミュー〈壁〉」の宣伝です。 1981年にカナダ・モントリオールで創設されたディナモ・シアターが10数年ぶりに来日します。創設者であり代表・総監督のピエール・レクレール氏はモントリオール・オリンピックの体操選手で、モントリオールの私立サーカス学校の創設者の1人でもあります。学校出身者には、シルク・ドゥ・ソレイユで活躍した者もいます。氏はやがてアクロバティック・サーカスというユニークな演劇スタイルを生み、さらにアクロバットの動作を通じて感情的表現を物語るという新たな表現にチャレンジ。そうして創られた作品が、このMur-Murです。★Dynamotheatre Mur-Mur(The Wall)http://www.dynamotheatre.qc.ca/en/productions/in-repectory/mur-mur.html 以下、私が劇場会員さん向けに書いた推薦文 皆様こんにちは。例会企画決定会議の場で、「これを観なければ、一生後悔する」と言ってしまったく~てんです。 Mur-Murを一言で表すなら… 「スピードとスリルと興奮の アクロバティック・ドラマ!」 ストーリーのあるアクロバット…というよりは、アクロバティック仕立てのショート・ドラマ、かな。 …ただ、シルク・ドゥ・ソレイユのような「もの凄いアクロバットが観られる!」 と期待し過ぎると、人によっては少々「アレ?」と思うかもしれません。そりゃ、考えてみてください。こんな田舎の「○○会館」でやるアクロバットですよ。ワイヤーアクションやトランポリンなどなど、大仕掛けがあるはずがないでしょ。 しかーし! だからこそ、このカナダからやって来るディナモ・シアターの「Mur-Mur」は凄いんです。少ない人数と装置でここまで見せ(魅せ)られることが。今回10数年ぶりの来日ですが、この間彼らは世界中で上演を重ねてきたのです。(※参考:アメリカ、カナダ、ベルギー、スイス、イタリアなど世界各国、523都市で1,455公演を行い、558,125名の観客を動員) 登場人物は、2組のカップルといたずら好きのわんぱく小僧の計5人。舞台装置は「壁」のみ。この壁の前で、壁を使って、5人の他愛無い人間ドラマが展開します。 飛び回ったりバク転したりは、まぁ普通にすごい。 一番の注目は、壁の使いかた。「壁プレイ」とでも言いましょうか。壁にはところどころ出っ張っているところがあって、それを手で掴み、信じられない速さと動きで色々なポーズを作ります。まるで無重力状態のように。5人とも腕力(うでぢから)がスゴいんです。天地が逆になったり、宙に浮かんでいるように見えたり…。 それはもう不思議な世界が目の前に現れます。 ネタバレしすぎは初見の衝撃が薄れるので、内容の紹介はこのくらいにします。 これを書きながら、10年前の衝撃と感動が蘇ってきて嬉しくなりました。と同時に、たくさんの人が「Mur-Mur」を観て、驚いたり、感激して、みんなで元気になりたい…と思いました。 ディナモ・シアターならではの、スリルとスピードとユーモアに溢れた唯一無二の世界を楽しんでくださいね。 本当にMur-Murはおすすめ!日頃、舞台なんて興味ねーよと斜に構えている年頃のお兄ちゃんも、いつもはアッシー役のお父さんも、これなら楽しめるはず。もちろん初めて舞台鑑賞するお子ちゃまにも。(一応、対象年齢は小学生以上です) まだまだ残暑が厳しくて実感が湧きませんが(汗)、この秋から親子いっしょに舞台鑑賞♪を趣味の1つに加えてみませんか?にほんブログ村