|
全て
| カテゴリ未分類
| パソコン一般
| 読んだ本(ミステリ・日本)
| 英語の読書
| Access・Wordなど
| 読んだ本(ミステリ・海外)
| HP・ブロク・ブラウザ・スパイウェアなど
| TV・映画・コミックスなど
| 読んだ本(その他・海外)
| 読んだ本(時代)
| 北森鴻
| 京極夏彦
| 連続テレビドラマ
| 高田崇史
| 森博嗣
| 綾辻行人
| 定期スキャン
| ジャポニカロゴス
| 読んだ本(その他・日本)
| ネプリーグ
カテゴリ:読んだ本(その他・日本)
「魔法カメラ」「インヴィジブルエア」(日記は→こちらから)に続き,「パーフェクトワールド」の平日編(3巻)と休日編(4巻)を読んだ。って以上は
うえお久光の「悪魔のミカタ」のサブタイトル。上のサブタイトルはすべて各巻で使われる「知恵の実」の名前である。 読んでいなければ,「知恵の実」って何? ということになるが,これは魔法のアイテムであり,それを使って望みを叶えたことを人間が認めた場合,悪魔が魂(=可能性)を奪うことになっている。 人間であるにもかかわらず,悪魔の代理として魂を奪うことを引き受けてしまったのが堂島コウであり,それが「悪魔のミカタ」のゆえんであるが,そのいきさつは1巻で語られる。 また,2巻からは「奪われる側の人間」がなぜかコウの存在を知り,「コウを殺す」などの方法で魂を奪われまいとし,両者の間での戦いなり駆け引きなりが緊迫感をもってくる。 以上が前ふり。 今回は舞原姉妹の存在感に圧倒された感があった。 これまで,舞原家は,ある意味で単なる「大金もちで町のボス」かと思っていたが,そんなもんではなさそうだ。「始祖の姫が自らの命と引き換えに土地を求め,龍神がそれに応えた」などという伝説すらもっているらしい。 そして今回は,平日編ではイハナが,休日編ではサクラがその存在感をたっぷり見せてくれる。 それに加えて,プロローグとエピローグ。「ふ~ん,そうなの」というしかないが…… みークルのメンバーや舞原家のライン・スタッフも今回大活躍。 出ずっぱりではあったものの,コウが脇役に思えるほどだった。 あいかわらず大活躍の小鳥遊に加え,真嶋綾も今回の事件で「知恵の実」とたたかう「踏ん切り」をつけるし,気にならせつつも存在感の薄かった葉切洋平も,次巻までには事情を聞かされ,巻き込まれていきそうな勢いである。 「みん」も「いん」もそれぞれのやり方で実力を示すし,ジィ・ニーは折りあらばコウといちゃつこうとするし,舞原家のその他のスタッフも,今回から「名前」でなく「キャラクター」になってきたし…… さらに,高校には怪しげなカウンセラーが2人も登場するし,そうそう,「怪しげ」といえば「見習い悪魔」アトリの生みの親であり上司でもあるベルゼバブがとんでもないかっこうで登場するし……父はそれに納得していたりするし…… そんなこんなで,今回は周辺が忙しくて「知恵の実」がかすんでしまったかというとそんなことはない。 「パーフェクトワールド」がつくるのは永遠のくり返しの世界。その中にいるコウは死ぬと記憶を失って最初の状態に戻らされるので,「使用者に望みを叶えたことを認めさせ,魂を奪う」ことができない。 このジレンマをどう解決するか(実際に解決したのはコウではなく小鳥遊だった),また,「パーフェクトワールド」はどのような道具として実在しているのか…… 新鷹神社の巫女さんはさすが!! とだけいっておこう。 今回は「パーフェクトワールド」のほかにも「知恵の実」がでてきますし,それぞれにシリアルナンバーがついていることも明らかにされます。 「知恵の実」や1~4のおもな登場人物についてはフリーページにまとめてありますので,参考にしてください。 次の日記も読ませていただきました。 フォッカーといえば・・・・(ベローソフさん) とある田舎の喫茶店(阿弥陀332さん) 死季彩歌★別館(咲哉1227さん) とりあえず練習用のホームページ(バルディッシュさん) 時代,場所,登場人物などをフリーページのうえお久光メモ( 悪魔のミカタシリーズ)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。 うえお久光の他作品はについての日記は,フリーページ 読了本(日本) (うえお久光)からごらんください。 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/15 11:29:29 PM
[読んだ本(その他・日本)] カテゴリの最新記事
|
|