「本人が弛んでいる」という精神論にしたらおしまいだ
前に嫌な上司がいて。 その人は部下が仕事を提出するときに、必ず「間違いはないだろうな?」と聞く。しかし、私が思うのは、本来管理職の仕事って「部下の仕事のチェックをすること」が仕事の大半のはず。そのために上長のハンコを押す欄があるのだから。 自分で何度もチェックしたものであっても「間違いはないだろうな?」と聞かれれば不安になる。というか、機械でも通してチェックするようなシステムじゃない、人間を通して行う作業には個人では必ずミスが出る。何度もチェックをしても作った人間のチェックでは見過ごしやすい。 だからこそ、客観的な他人の目が必要になるわけで。 以前、その上司が部下の提出した書類のミスを見過ごしてハンコウを押し、上に出して刺し返されたことをその部下を「注意力が足りない!もっと真剣にやれ!」と叱っていたのを見たが、「仕事やってないのはどっちだ」と思ってしまった。 ちなみにこういう単純ミスが起きやすい仕事では、私はプログラマーさんにお願いして機械的にチェックできるシステムを作ってもらう。また、基本データのテンプレを作り「このテンプレをコピーしてデータを作ってください」と。特にファイル名とか、キャラID,データのある、なしの視覚化などは、簡単なスクリプトでミスを相当減らすことができる。 そういう努力をせず、ミスを「本人が弛んでいる」という精神論にしたらおしまいだ。