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森田理論学習のすすめ

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2013.01.26
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自分の症状がまだよくならないとき、森田先生から「少しはよくなったか」と聞かれたら、どう答えるか。
まだ実際によくならないから、正直に「まだまだです。」というか。あるいは、「おかげでだいぶよくなりました」というか。

谷口さんという人は、「先生がせっかく今まで治そうと骨を折られているので、全く治らないというのは気の毒だと思いますから、おかげでよくなりましたという」と答えた。
森田先生は、「それでよい。それが人情である。その人情の自然から出発すれば、万事がすらすらと流れるようになる。」といわれています。ここでは森田先生は感じから出発するということを言おうとしておられます。

私はもう一つ別な面があると思います。
もし私に聞かれたら、一方にはまた治らないという気持ちもある。また他方そう言っては森田先生に気の毒だという気持ちもある。そこでついつい会釈笑いして、もじもじしながら、頭を掻いて口ごもるだろうと思います。
要はどちらか迷うときは、無理に態度をどちらかに無理やりに決めようとするのではなく、どっちつかずの態度がよいと思います。精神拮抗作用の応用です。

事実森田先生も次のように言っておられます。森田施設から退院したO君、学資の援助をしてくれた人のところへ、就職のことで、依頼に行きたいのだが、就職が遅れた理由を聞かれると困るので、なかなか行けなかった。しかしやっと正直に答えようと決心がついた。
それに対して森田先生は、「答えにくいことを聞かれたら、頭を掻いて口ごもればよい」といわれています。

森田先生の言葉は、何を分からせようとしての発言なのだろうと考えながら読み解くことが大事だと思います。





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Last updated  2013.01.26 08:08:25
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森田生涯@ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯@ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…

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