カテゴリ:森田番外編
これは難しい問題である。
森田先生は性格の面から、神経質同士の結婚はよくないという。 神経質同士は、お互いに心持が分かり、心の底まで見通しているから、互いにその欠点を挙げあって、相手ばかりにそれを改良させようとする。グジグシといつまでも、しつこく言い争いをする。 またヒステリー同士でもいけない。喧嘩が早くて始末におえない。 およそ結婚は、気質の異なった人が、うまく組み合わされるとよい。 神経質の人は、気の軽い大まかな人と結婚するのがよい。 すると気の軽い人は、あの人はどうせ気難しがり屋だからといって大目に許し、また神経質の方では、どうせあれには、難しいことをいっても分からないといって、あまりやかましくはいわなくなる。お互いに許し合うから円満になる。 結婚については、最も大事なことは調和ということです。 磁石のプラスとマイナスとひっつけるとたしかに力づくで離そうと思ってもひっついてしまう。 反対にどんなに大恋愛をしても、その性格がプラスとプラスだったり、マイナスとマイナスの組み合わせだったりするとしばらくすると分かれる運命にあるのが多いようだ。 まあ、子供ができるとそうそう分かれることもできないのだが。 私の感じでは相性を一番に考えるのはいかがなものかと思う。 相性が反対なのが刺激があって、バランスが取れていい面もあるし、反面意見が合わずに喧嘩になることもある。 でも発見会の会員同士で結婚してうまくいっている例もあるのだ。神経質同士だ。でもうまくいっている人も現実にいる。 そもそも実際最初に結婚するときは、相手を選別するとかいう落ち着いた心境にあるのだろうか。 目の前に現れた人が、自分に好意を持ってくれていればそれで御の字。 結婚したい人は後先考えずに結婚しているのではなかろうか。 私はそれでいいと思っている。あまりにも結婚相手に完全を求めると、結婚後しばらくすると神経質者の場合、相手の欠点がすごく気になると思う。別れたいと思うことがたびたびあった。 今は60点の相手ならよしとしたほうがよいと思う。完全主義は息が詰まる。 それと神経質な人は、相手と一日中一緒の生活は避けたほうがよいと思う。 それぞれの仕事、趣味、生活スタイルを築きそれぞれに好きなことを精いっぱいやっている。 でも家事や育児、食事、家計のやりくりはお互いに相談して分担する。というスタイルがいいと思う。 助け合うときは助け合い、そうでないときはお互いあまり干渉しないで、自由にのびのびと自分の好きなことをする。 私はこれでやってきたし、これからもこれを踏襲したい。 この意見は多分反発する人も多いだろう。 「人生の楽園」といういい番組がある。でも番組を見ていると、いつも仲の良い夫婦が二人三脚で生活されている。 私にはまねができないし、息が詰まるのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.07.22 20:32:31
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