カテゴリ:子育て、しつけ、教育
このたび大阪市の教育委員会は、問題行動を起こす児童や生徒を現在通学している小中学校から引き離して、「個別指導教室」に集めて指導するという。
そこに集められるのは、激しい暴力を振るったり、恐喝、危険物を持ち歩くなどの児童や生徒であるという。 学校現場が抱えた混乱した状況が浮き彫りになっている。 こうした児童生徒がいると授業どころではないのだろう。 でもこうした扱いは、児童や生徒を少年院に隔離するようなものだ。 反発されて、ますます行動がエスカレートするばかりで、将来さらに重大事件を引き起こすようになるかもしれない。 こういう児童や生徒の家庭はどうなのだろうか。 我々のように無気力、無関心、無感動とは違い、エネルギーが有り余ってはけ口がどこにもない子どもたちだと思う。多分親は子供にどう接して良いのか分からず、今や放任状態になっているのではなかろうか。 もとはと言えば幼いころから、親が「かくあるべし」を子供に押し付けて育ててきたつけが回ってきたのだと思う。 つまり子供たちは加害者のように見えるが、被害者でもあるということだ。 親がいつも指示、命令、強制、脅迫で子どもに対応していると、思春期になって大きな問題を起こすのです。 「かくあるべし」を押し付けられた子供は、反抗、恨む、仕返しをする、嘘をつく、告げ口をする、非難する、弱い者いじめをするなどに走るようになる。 それが今になって大爆発してきたのだ。 ここまで来ると親の手には負えない。専門家の手にゆだねるしかない。 それにしても子供たちが今後どうやって生きてゆけばよいのだろう。 森田理論学習をして分かったことは、「かくあるべし」を自分に押し付けていると神経症になる。 他人に押し付けていると、子どもの人生をめちゃくちゃにしてしまう。 子どもの育て方にぜひとも森田理論の考え方を取り入れることはできないものだろうか。 いやぜひとも取り入れる必要がある。それも幼児教育に取り入れる必要がある。 森田は子育てに役立つ強力な味方になると思う。 一人でも多くの子どもを、「かくあるべし」の押し付け、過保護、自由放任から守ってあげたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.06 23:02:22
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