カテゴリ:森田理論学習の進め方
サッカーでも将棋でも、試合や勝負の展開を客観的に全体像を認識する俯瞰性がないとダメだと言います。
次の一手をどう打つかということもちろん大事です。 でも、それよりも状況を上から眺めて全体像がどうなっているか把握して、大きな方針を定めることです。 上空から見て、右へ行くか左へ行くか、どれくらいの速度で進むか。 それら大筋の方向性を大づかみする。 それが定まって初めて、地上へ降りて、何歩歩いて、どこへ曲がるか。その一歩一歩、部分部分を詳細に検討することができます。 ですから、大局観をしっかり定めておくと無駄な指し手が省かれて読みや直感も冴えてきます。 これを別な例で説明します。 東京ディズニーランドに行った時、みんな施設のご案内を持っています。 それを見て行ってみたいアトラクションを探すのです。 ある程度の概要を知った上で行動を起こしています。 もしそうした案内書を持たずに入館したらどうなるでしょうか。 とめどもなく歩き回り戸惑うのではないでしょうか。 そして自分にあったアトラクションにたどりつくのに時間がかかると思われます。 森田理論学習もこれと一緒だと思います。 全体の森田理論の体系を頭に入れて学習すれば、とても効率がよくなります。 また、偏った学習が是正されて、全体をまんべんなく学習することができるようになります。 私は森田理論の学習にあたっては、基礎編と応用編に分けています。 応用編ではまず森田理論の全体像の理解から始めてゆきます。 これについてはすでに何回も投稿していますので、検索に「森田理論全体像」と打ちこんで探してみてください。 「森田理論全体像」を理解すると、次のようなメリットがあります。 1、森田理論学習で神経症が治る過程がよく分かるようになります。 2、自分の森田理論学習の理解の進捗状況がよく分かるようになります。 3、各自この先どのように学習を深めていったらよいのか、そのポイントを見出すことができるようになります。 4、自分の生活の中での実践目標の方向性を見つけ出すことができるようになります。 5、森田先生の言われているキーワードの意味がよく分かるようになります。 森田理論の基礎編(神経症の成り立ち、性格特徴、感情の法則、行動の原則など)を学習された後には、ぜひ「森田理論全体像」から応用編の学習へ進んでいただきたいと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.04 06:04:04
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