カテゴリ:森田番外編
神経質者は大学受験、国家試験等で基準点をクリアして合格する人が多いようです。
これは神経質性格をつぶさに検討してみれば明らかなことです。 第一に粘り強い。すっぽんのように食いついたらめったなことではあきらめない。 合格するまで執着するからです。分析的、論理的な思考ができる。 文章を読んで間違いか正解かを目ざとく見つけ出す能力があります。 推敲を重ねて、文章を書くような問題は得意です。 小さいことが気になるので、いろんなことをよく覚えてしまうのです。 また反復して完全に記憶してしまおうという気持ちも強いようです。 また好奇心旺盛ですから問題を解くための努力を惜しみません。 神経質者はこういう課題や目標の完遂にはたぐいまれな力を発揮するのです。 ただそういう方面はすぐれた特徴がありますが、対人折衝能力、統率力、身体能力の発揮は見るべき特徴が少ないということは自覚しておいてください。 それを前提にして、今日はさらに自分の経験から資格試験の合格を勝ち取るためのノウハウをお教えしましょう。 私のとった資格は、社会保険労務士、行政書士、宅地建物取引主任者、ファイナンシャルプランナー等です。 まずは、受験に詳しい資格専門校、名物講師を発掘することです。 自分ひとりで取り組もうとすると範囲が広すぎる。 独りよがりの自己満足的な取り組みになってしまう。 一人で学習するのは、経費はかかりませんが、いつまでたっても合格には程遠いと思います。 受験専門校は確かに合格のためのノウハウを蓄積しています。 例えば社会保険労務士は、労働白書、厚生白書の中から一般常識なる分野がありますが、分厚い白書のどこから出題される可能性が高いか自分ではまったく見当がつきません。 受験専門校では、他社の模擬試験の問題や過去問を見て来年度の出題範囲をいくつかに絞って模擬試験をしているのです。 それがだいたい当たっているのです。これを利用しない手はありません。 次に、資格試験は覚えることがたくさんあります。覚えるには、反復繰り返しが一番です。 100回繰り返すぐらいの気持ちが大切です。 注意を引くためには、テキストの脇に実際の問題を張りつけて一緒に学習することです。 資格試験はひっかけ問題が多いです。それを防ぐためにも有効です。 それは全員を合格させてあげようとするよりも、いかにして合格者を絞るかというところに力を入れているからです。 合格率10%ということは90%の人は不合格となってしまうのです。 次に五感をフル活用することです。だいたいは目で見て学習する人が多いようです。 これだけでは不十分です。耳や手や体、仲間を使うことも考えてみましょう。 講師の講話内容は録音しておく。移動中等ではその録音を聞く。 見たり聴いたりするだけではなく、実際にノート等に書き出して整理する。 手を動かして覚えるのです。模擬試験などを実際に受けて予行演習をしてみる。 学習仲間と交流して情報や刺激を受ける。 資格試験で勝つためには五感のフル活用が大切なのです。 学習時間は朝に力を入れたほうがよいと思います。 夜は12時までには寝て、朝少し早目に起きて学習する。 朝の学習はとても効率がよいのです。後は隙間時間を利用することです。 待ち合わせ時間、昼時間、通勤時間もちりと積もれば大きな時間となります。 資格試験の合格はどれだけ時間をかけて勉強してきたかということです。 例えば社会保険労務士試験では合格ラインは1000時間と聞いたことがあります。 それを各科目に割り振ると1科目100時間になります。 理解したかどうかというのは計測するのが難しいですが、時間は毎日パソコンで管理すれば簡単です。 それが試験では確かな自信となってきます。 ここまでやっても残念ながら1年目不合格という人は30%から40%はいます。 でもあきらめなければいずれ必ず合格の栄冠をつかむことができることができます。 振り返ってみると大学受験や資格試験は、神経質性格をいかんなく活用していくこと。 さらに森田で学習したように、分からないことは謙虚になって詳しい人から教わること。 自分たちのするどい感受性、つまり五感をいかんなく活用していくこと。 これらを心がけて挑戦していくとうまくいく確率は高まってゆきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.15 06:19:52
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