カテゴリ:観念重視から事実重視への転換
腹を立てたり、怒りまくったりすることはよくある。
嶋津良智さんは、イライラや怒りの芽を摘み取る7つの対応方法を提案されている。 1、 価値観のメガネをかけかえる。 2、 相手のよい部分に焦点を当てる 3、 第一の感情を探す 4、 相談相手に小さな不満を聞いてもらう 5、 目の前の景色を変える 6、 尊敬している人を演じる 7、 魔法の呪文を持つ これを森田理論で考えてみた。 1についてですが、「かくあるべし」的思考をしていると腹が立つことが多い。 たとえば日本では電車やバスを待つときはきちんと並んでいる。 ところが外国では並ばない。電車やバスが到着すると後ろの方から我先にと乗り込んで来る。 電車やバスはきちんと並んで早い者から順番どおりに乗るべきであると考えているとすると当然腹が立つのである。 現実を否定して理想に近づけるべきだと考えている限り、腹が立ったりイライラすることは次から次へといくらでも出てくる。 森田理論学習で「かくあるべし」を少なくする方法を身につけることが役に立つと思う。 3ですが、森田では「純な心」を思い出して、発言したり行動することを勧めている。 「純な心」は分かりやすくいえば、第一に感じた感情、最初に感じたこと、直感等のことです。 このことを初一念とも言っています。 普通初一念に引き続いて、初二念、初三念が出てきます。 それらは「かくあるべし」を含む感情です。基本的には無視することです。 腹が立つことは、自分が相手にこうしてもらいたい、こうすべきであるという「かくあるべし」から解離しているから出てくるものです。 「純な心」を生活に応用できるようになると、事実をあるがままに認めていくことができるようになりますので、腹が立ったりイライラすることは極端に少なくなってくるものと思われます。 少なくとも相手や自分を責める言動は控えられるようになります。 4番目ですが、小さな怒りも貯め込むと大きな怒りに膨れ上がってきます。 ストレスは小分けにしてそのつど吐き出すのがよいようです。 愚痴を聞いてくれる人がいると助かります。 いない人は、一人で怒りを吐き出すのも効果があります。 私の場合は日記に書いて発散しています。 文章にしているうちに高ぶっていた怒りが落ち着いてくるのが不思議です。 (起こらない技術2 嶋津良智 フォレスト出版参照) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.09.12 23:33:33
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