カテゴリ:生活の発見会・集談会
第9回形外会が終わった後、食事会があり、その後余興が行われている。
時間は午後6時から3時間にわたっている。その日はゲームが行われた。 まず「職業当て」と称し、 1組2人の背中に、芸者・医者・女中などと書いた紙片をつけ、互いにこれを見せ合いたる後、決して言葉を用いず、身振りのみで、これを相手に知らせる。 つまりジェスチャーで、一方が相手の背中に書いてある職業を演じる。 その動作を見て自分は背中に貼られた職業を当てるゲームである。 とんでもない動作をする人もいてすぐに笑いの渦になる。 次に「トエンティー・クェッション」と称し、相手が例えば電灯・鯉など、ある一つの物の名を考えているのに対し、20以下の問答にてこれを言い当てるものである。 その問う方の人は、例えば人工物か、鉱物質か、この室内にあるかなどと問い、答え方はイエスとノーとのほかは答えてはならぬという規則である。 (森田全集第5巻 94ページより引用) 実は形外会の後には、このような懇親会がたびたび開かれている。 落語を聞いたり、寸劇を演じる。踊りを踊る。歌を歌うなどである。 美味しいもの食べて、その後に工夫をこなして演芸大会のようなものされているのである。 森田先生はウグイスの綱渡りという宴会芸を披露された。また民謡を歌ったり、踊ったりされている。 森田全集の中には確か11回にわたって、その模様が収録されている。 その中でも「三方一両損」という寸劇はいたく感心した。 こういうことを集談会や支部研修会の懇親会の後に取り入れるというのはどうでしょうか。 すぐに場が和み、お互いに親しみが増すのではないでしょうか。 集談会は、森田理論学習をするだけではなく、人間関係の幅を広げるという重要な側面もあります。 苦しい時は、あの人に話を聞いてもらおう。集談会に参加すれば、あの人に会える。 と思うだけで、生きていく力は湧いてくるものです。この側面を見逃してはなりません。 そういうものは、理論学習をするだけでは得られるものではありません。 懇親会や懇親会の後の演芸大会から容易に得ることができるのです。 そのためには、新年会や忘年会、一泊学習会の懇親会を盛り上げることを考えることです。 難しく考えることありません。 みんなが楽しく愉快に過ごすためにはどんなことをしようかと考えるだけでよいのです。 てっとり早いところではカラオケがあります。 1曲ぐらいはなんとか歌える歌を普段から準備しておくようにしたいものです。 私はかって、 3メーター位前方に箱をを置いて、テニスボールを投げ入れるというゲームをしました。 なかなかボールが入りません。みんな子供のように大はしゃぎしていました。 その他にも2 、 3のゲームを用意しました。室内でやるゲームを紹介した本にいろいろと載っています。 せっかく人が集まっているのですから、楽しく愉快に学習をしてゆきたいものです。 こういう取り組みの中から、弾みがついて、私の勧めている「一人一芸」は生まれてくるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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